流行りモノじゃないと読まれない時代が終わった?

ナカジマ

何?無名の初投稿はPV0では無いのか!?

 ナカジマと申します。2024年3月11日に投稿を始めたド素人です。


 始めに、『いつも教室の隅に居る地味なあの子が気になって仕方ない』を応援して下さっている皆様、ありがとうございます。

 今回は、物語ではありません。初投稿してみたらこうなったんやけど、聞いてたんとちゃう!?って言う話です。


 先に言っておきたいのですが、これは所謂『なろう系批判』ではありません。

私の言い分をもって、ほらこんな人も居るじゃないかとweb小説を投稿している方や、楽しまれている方々への批判に利用するのは辞めて下さい。

 それは私の言いたい事と真逆の行為です。



 前置きはこれぐらいにして、本題に移りたいと思います。さて、ド素人で無名の新人な私ですが、最近投稿を始めました。今時の流行りとは全然違う作品を。

 狙って書いた訳ではないのですが、結果的にそうなったと言いますか。『自分が読みたいのはこんな感じ』を下手くそながらも出力しただけです。



 沢山読まれたいならこうするのが良い、ってノウハウを公開して下さっている方々もいらっしゃいますが、私は説明書読まないタイプでして。

 それに沢山読まれたいと言うよりは、『こう言うのが好きなんだけど分かってくれる奴おる?』って感じだったので目的がそもそも違うと言うか。


 そんな私が最初書いていた作品は、プロローグで1万文字超えと言う、web小説の基本としてはだいぶアウトな作品を書いてました。

 投稿する直前に、これはではいけないとギリギリで知る事が出来ました。そんな調子で6話分書いてたクソほど長文な1作目は、分割と調整作業に移りました。

 その途中で、1話と2話から1万文字ほど作業ミスでロストしました。お酒飲みながらやる作業じゃありませんでしたね。



 仕方ないから書き直すかと、作業していたら全然違う作品、『いつも教室の隅に居る地味なあの子が気になって仕方ない』と言う初投稿作品が出来てました。

 年上彼女モノを書いてたら、何故か高校生同士の青春ラブコメになってた。何を言ってるか分からねーと思うが俺も何でこうなったか分からねぇ。


 そんなアレコレの結果が今なんですが、そんな経緯で出来た作品は、最近の流行とはほぼ逆を行く内容となりました。


 男性視点主人公は、体育会系のイケメンです。幼馴染は美人なギャル系。2人揃ってスクールカースト上位勢。

 これ、最近の流行りで言えば敵側だったりざまぁされる側の設定ですよね。もうこの時点で即ブラバされても不思議ではない設定です。


 おまけに女性視点主人公かつヒロインの女の子は、地味で平凡な女の子です。眼鏡取っても美人ではありません。脱いでもスタイルは普通です。

 でもそう言うタイプって、後々化けたりするんだよねって作品です。


 これは私の拘りなんですが、眼鏡取ったら美人とか気付かれてないだけで実は美少女みたいなのは、求めている地味な女の子じゃないんです。

 何で眼鏡キャラから眼鏡取るの?勝負下着をはぎ取る所業だろそれは。全部脱がすな。



 そんな感じで書いているのですが、まあことごとくが最近の流行りとは違い過ぎますよね。

 Web小説系では、流行りを取り入れた内容とタイトルじゃないと読まれないと言うのが通説です。


 だから私はPV0で終わるのを覚悟の上で始めました。元々書きたかった年上彼女モノも、最近でこそある程度受け入れられてますが、それでも主流とは言い難い。

 私が好きな年上彼女モノって、1つ上の先輩とかじゃなくて、高校生とアラサーみたいなタイプですから。


 そんな茨の道を進むのですから、誰にも認知されないまま終わる可能性は、十分過ぎる程にあります。

 流行と違うものを書く、そんな単純なやり口で成功出来るなら、とっくに誰かがやっている。当たり前の話。


 ですが、投稿を始めてみれば読まれないどころか、素人の初投稿にしてはそう悪くない結果となりました。

 カクヨムと小説家になろうのどっちで投稿するのが良いか、私には判断が出来なかったので両方に投稿したのですが、3月31日の23時時点での結果が



2024/3/31 23:00時点

■カクヨム

・作品フォロー54

・ユーザーフォロー3

・☆23

・応援100以上、応援コメント2件

・最新31話PV14

・PV2320


 カクヨムは最高で、ラブコメ週間225位まで行きました。今の所は600位台から400位台をウロウロしています。



■小説家になろう

・ブクマ6

・評価42 

・ユニーク779

・最新31話アクセス30

・PV2726。


 双方共にPV0の日は今の所ありません。


 こんな感じでして、無名の新人としてはまあ悪くないスタートとなりました。初投稿から約3週間でこれなら、多少はマシじゃないですか?

 誰にも認知されずにPV0の日が続くけど、諦めずに書き続けろと言うのが無名の新人が経験する日々だと、色んな方々がアドバイスとして書いて下さっています。


 だからおかしいんですよね。特別文章力があるわけでもなく、発想力に優れているわけでもなく、知名度なんて全くないにも関わらず、最初から茨の道を歩み始めたのにこの結果。

 転生してないし異世界じゃない現代だし、主人公は体育会系でヒロインは美少女じゃない。Vtuberも関係ないMMOも出て来ない。

 実は凄かったもないし、追放もされないしTSでも百合でもない。何なら作中に作者のリアル寄りな恋愛観をモロに出すし。

 しかも最初はSNS全然使ってませんでした。最近はちょっとぐらい、使うか。ぐらいのノリでやってます。でもSNS苦手なんですよね。


 こんなセオリー無視しまくりの作品なんですけど、読んで貰えてます。これ書いてる途中にもカクヨムの応援通知来ました。


 自分が凄い作品書けたんだ、なんて自惚れられる性格だったら良かったんですが、そうではありません。

 投稿初日からカクヨムで22PV、フォローが毎日増える。1日で366PVついて20人もフォロー付いた時は、どっかで晒されたか!?とか考えて超不安でした。

 まあ凄いの書けた可能性は先ず無いな。良いトコ凡作だろう。じゃあ、なんでこんな事に?と考えました。

 それから自分なりに考察した結果が、『流行り要素を入れないと読まれない』そんな時代が終わったのではないか?と言う事です。

 PV0が自然なぐらいの作品出して、こうなったのはそれ以外に無かろうと。



 多分ですけど転生モノや悪役令嬢モノは、皆が皆書いてるから飽和状態になり、敷居自体は低いけど、要求される実力は凄く高い。

 私の実力で流行りモノを書いても、今より読んで貰えるヴィジョンが全く浮かびません。


 私の初投稿作品は平成初期の少年マンガ系主人公なんて言う、今はライバルが殆ど居ない作風ですから、少々下手でも隙間産業に多少は成功した感じではないでしょうか。



 私にとって一番読んでて楽しいのは、平成初期の少年漫画です。ゲットバッカーズの蛮ちゃんと銀次とかブラックキャットのトレインとか、スクライドのカズマとか金色のガッシュの清麿とか、烈火の炎の烈火とか。

 スパイラル推理の絆の鳴海歩とか、東京アンダーグラウンドの浅葱瑠美奈とか。


 私が好きな主人公ってそう言う男達なんですよね。転生などのワンクッションなしで最初からカッコイイ奴ら。最初からある程度強いんですよね。

 青春時代にそう言う男達を見て過ごして来ましたから、どうしても一番気持ち良いのはそう言うタイプになってしまいます。


 でも残念ながら、今はそう言う主人公って流行らないですよね。だからもう自分で書くしかないのかなって。

 そう思ってこうして行動に移しただけです。書籍化するんだとか出来る限りPV増やすぞとか、そういう欲はあんまり無くて。


 だから、web小説を書くならこうしろな知識はほぼ入れていません。1話辺りの文字数と、改行をしっかり入れろって事ぐらいですね。あとはルビを振り過ぎない方が良いって事ぐらい。

 それらは全部、読む人への配慮なだけでバズる為ではないんですよね。最低限の礼儀ぐらいは守ろうって意識です。勝手な妄想を垂れ流す以上は。


 そんな私がこんな恵まれたスタートを切れたのは、流行りモノでは無い物を書いたからだと思います。


 例えば、家の近所にある飲食店が家系ラーメンしかないラーメン激戦区としましょう。ハンバーガー食いたいなと思ったら、車で2時間必要な場所に住んでる。

 美味いのは間違いないんだけど、家系ラーメンを1日3食は流石にちょっと。


 そんな風に思っていたら、何を思ったのか激戦区で突然うどん屋を始めた馬鹿が現れた。麺類って点は共通する部分だけど、今ただのうどん屋始めても経営厳しいよ?チェーン店でもないのに。

 まあその内潰れるだろうけど、せっかくだし行ってみるか。


 これが私の作品なんだと思います。やたらと拘ったうどん屋始めて、ウチの味が分かる奴だけ来てくれたら良い。

 そんな頑固おやじが店主してる感じです。でも来てくれる人いるんですよね。毎日食べて帰る人が居る。

 じゃあそんな人達に、俺が作るうどん提供し続けるか、店が潰れるまで。そんなスタイルな訳です。



 小説に限らず、流行がある程度続いた後に、全然違うモノが急に人気出始める事って良くありますよね。

 web小説ってちょうど今そう言うタイミングなのかなと、個人的には感じました。味変になる作品が意外と読まれるとでも言いましょうか。

 そういう流れが、多少なりともあるのかも知れませんね。


 長々と駄文を垂れ流しましたが、お付き合い頂きありがとうございました。いや、もうホント書籍化まで行ける実力がある方々、待ってますから!

 シンプルな王道モノに飢えております!餓死寸前なのでお願いします!何でもはしませんが、こう言うのが良いってのは書き続けますから!お待ちしております!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

流行りモノじゃないと読まれない時代が終わった? ナカジマ @wendy-n

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ