ブタとオフィスと漫才と……

夕日ゆうや

ショートコント『会議』

「「どーも。朝日あさひあさやでーす」」

「ショートコント。会議」


「そこの資料まとめといて」

「分かりました。視聴者ブタどもにやる飼料ですね!」

「違うから。視聴者のこと、ブタって言うの止めてくれる?」

「しょうがない人ですね。分かりました」

「なんでこっちが悪いみたいな言い方されるんだ……」

「じゃあ、資料まとめておいたので、角煮の方よろしくお願いします」

「確認な! 角煮ってブタから離れろよ」

視聴者ブタうまいじゃないですか」

「間違っていないけどね。角煮、うまいけどね」

「それじゃあ、この資料を懐疑かいぎします。」

「会議に持っていけな。今更不安がるなよ」

「いや、先輩の能力なら、そwこwがwみwえwるwwんですよ」

「笑いながら言うな! 俺そんなにできないかな……」

「悩んでいるw 受けるww」

「いつから女子高生になったんだよ」

「で。この資料は一反木綿いったんもめんした方がいいですか?」

「いったん揉むな。それじゃあ、妖怪だからな」

「了解?」

「妖怪な」

「ああ。業界あるあるか」

「聞き間違えがひどい。それにしても後輩設定忘れていない?」

「え。そwうwっすwかw?」

「なんで笑われたの?」

「先輩の底が知れているんっすよ」

「ブタ野郎のくせに!」

「やっぱりブタですよね」

「なんで理解できているんだよ」

「離解?」

「何が離れたんだよ! もう会議の司会やれ」

「怪奇の詩会?」

「なんで妖怪に戻るんだよ」

「紹介してもらえるんですか?」

「なんの話だよ」


「「どうも、ありがとうございました」」

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