第1話 転生完了?魔力測定!

千が目覚めた先は西洋のベッドだった。

そこにライウが空からやってきた。

「言い忘れてたけど、名前も変わってるかも。『ステータスオープン』と人目の無い所で言えば名前も分かる。ついでにこの世界の事も記憶させとく」

「分かりました。【ステータスオープン】」

そういうと、目の前にこう書いてある透明な板が現れた。

名前  {チアキ}

属性  {超}

レベル {10/1000}

魔力  {-}

年齢  {5}

職業  {-}


「苗字とかはないの?」

「貴族にならないとない」

「そう。私達は平民の中ではどのくらいの立場なの?」

「頑張れば貴族になれるくらい。上の方」

「身分は変わるの?」

「ああ」

「ライウ殿。これで転生は出来ているのですか?」

「ああ。君達は何してもいいけど、学園には入って欲しい。今の君達の死後、また会おう」

そういうとライウは消えた。

「秀頼様の今世での名前はなんですか?」

「ヒデキ。この世界では双子だから、呼び捨てで呼んで欲しい。敬語も無しで。」

「分かりまし-分かった。ちなみに私はチアキ」

「ヒデキ、チアキ、ご飯よ」

母と思わしき女性が呼ぶ。

するとライウが現れ、

「性格は元々のが反映されてるから、普通に接してオッケー。ちなみになるべくお母さんと呼んであげて、なるべく敬語は無し」

そういうと消えた。

「「はーい」」

朝ごはんはサンドイッチとスープだった。

一応ステータスオープンの時に必要な知識も入ってるので、戸惑わず食べることができた。

「美味しい!」

「でしょー?今日は2人の魔力測定だからいつもより張り切っちゃった」

「魔力測定って何?」

千が聞く。

「魔力測定はね、アキちゃんとヒデくんが持ってる魔法の強さを測るの。レベルは頑張れば高くなるけど、魔力は絶対変わらないの」

「魔力…」

そういえばステータスにも魔力という欄があった。

「じゃあ、行こう」

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魔法が存在する世界に転生した千姫。彼女は最強だった様で… 額田兼続 @Nekofuwa-jarashi

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