第4話ナマズ女の犯罪

僕は20代は、団体職員だった。

その頃は、まだ、パワハラなど広がってなくて、朝の6時間から、翌日の昼まで働かされることが多かった。

今なら、大問題だ。

しかし、給料はそこそこだが計算と合わない。

7万円ほど。

うちの課には、ナマズ顔の馬鹿お局様がいた。

口癖は、

「私に逆らうと、給料減るわよ」

だった。周りの若い奴らはナマズ女や上司にヘコヘコしていたが、僕はあからさまに厭な顔をした。

だから、査定なんて付いた事はない。

僕はイジメられた。

だが、耐えた。

ある日、夜勤帰りにお局様のPCを開いた。

思わぬ事実を知った。

ナマズ女は僕の残業時間の三分の一を自分の残業代にしていた。

見た瞬間、

「クソババアが!」

と、怒りを露わにした。この事を、周りに話した。

みんな、ナマズ女を避ける様になった。

この業務上横領の女は、総務課の調べには、自分は残業を毎日しているとウソの供述。

課長の女だった、ナマズ女は訴えられなかった。

あいつ等、みんな、◯ねば良いのに!

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