第17話 衣服について2

 こんにちは。


 今回は衣服について、また書きたいですね。まあ、和服についてになりますが。

 まず、昔の和服の素材について。貴族など身分が高い人達は絹もとい、シルクの着物を着ていましたが。庶民は木綿や麻などの着物でした。

 まあ、一部の地方では葛布くずぬのとかありますが。ちなみに、葛布は本当に葛のツタを使います。ツタを採ってきたら、地面に置きますが。後は、草などを掛けて放置します。一週間くらいはそうしてから、鍋に水を入れて沸かします。んで、発酵させたツタを中に投入。茹でて、柔らかくさせます。次に冷水に晒して、皮を剥ぎます。このツタの繊維を取り出して糸にしていき、織り機で一枚の布にしていくんですが。昔は武士の衣装であるかみしもなどに使われていたそうです。


 後、喪に服す際に着る衣服はかの藤のツタから繊維を取り出し、作っていたとか。平安とかはそうだったらしいです。

 現代は麻の素材の衣服は高級品ですが。昔はそうではなかったんですね。普通に、麻の衣服を着ていました。

 

 ちなみに、以前にも書いた生絹すずしの布地ですが。これは絹糸をお湯などで捏ねたりせずにそのまま、織り上げたものらしいです。反対に絹糸を捏ねて、織り上げた布地は櫂練《かいねり》と呼んでいました。生絹は夏用、櫂練は春や秋口用と使い分けていたようです。


 それでは失礼します。ありがとうございました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る