いつも通りクラスの席について軽く勉強していると　

3人がこちらへ寄ってきて申し訳なさそうに俺に言う

「昨日ルーカスの屋敷にユリアがいるのをみてしまったんだ。今まで私達で頑張ってきて、誰よりも1番にユリアを想ってるルーカスが見つけたユリアを独り占めしたいのはわかるんだが、俺たちにも会わせてくれないかな？」

「ん？なんのこと、ユリアが見つかったのか！？」

と勢いよくルーカスが言った。

え、昨日いたのはユリアじゃなかったのか確信は出来なかったが、最近のルーカスの行動といい、あそこから見えたのはユリアしかいないだろう

「ねぇ、今日ルーカスんちいっていい？」

　しらばっくれてんのかなとおもった。だけど俺らを普通に屋敷に入れてくれるなんて。とりあえずユリアがいるはずだから確認しに行こう。

「もちろん、大丈夫だよ。だけど最近何も手につかなくて、用意に時間がかかるからあとで三人できてもらっていいかな。」

「わかった」

　やはり勘違いだったのかと思ってきた。ルーカスが手につかないとはユリアがまだ見つかっていないんだ。まぁあとでルーカスともゆっくり話そう。

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