第7話 愛し合い

リクがミラーに近ずき、口ずけをする。

サミエル「え?!」

シズキ「うわぁ〜引くわ」

 ミラーは顔を赤らめ、消える。

リク「やっぱ偽物か、おい本物はどこだ?出てこねぇと殺せねぇぞ」

 すると大勢のミラーの中から、1人が前に出てくる。

ミラー「リク//」

リク「よぉ、数時間ぶり、本気で愛し合おうころしあおうぜ」

ミラー「うん//」

リク「Whiteout」

 リクが「Whiteout」と言うと、頬に爪を立て縦に傷をつける、傷から血が流れそれを舐める。

ミラー「私のは舐めてくれないの?」

リク「お前、ヤバないな?」

シズキ「お前が言うなっ!」

サミエル「シズキさんがツッコむなんて、珍しいですね」

リク「すまん、すまん、ここは俺に任して、あとあっちの世界の方も結構やばそうだから、手っ取り早く終わらせたいんだよな」

ミラー「鏡流星」

 ミラーは、空にガラスを投げ、その中からミラーが出て来て、リクの方へ降ってくる。

 リクは、降ってくるミラーをかわす。

リク「成長したなー!ミっちゃん」

リク「でもさー!数に頼るなよ」

 雰囲気が変わり、重くどんよりとした空気になる。

ミラー「きたきたきた!」

 キラキラした目で、襲いかかる。

 リクは、ビルの壁を走る、リクを追いかけるようにミラーの大群が登ってくる。

 リクは頂上に登ると仰向けになり飛び降りる、そして腰の刀に手をかける。

 ミラーは、飛び降りたリクに飛びかかる。

リク「春……桜空火鉢(おうぞらひばち)」

刀をひとふりすると、大勢のミラーが、バラバラに切られ、消える。

リク「あれ?普段だったら血がぶわー出て、サクラみたいになると思ったのに、」

リク「でもこれで、一騎打ちだな」

ミラー「そうだね」

 ミラーとリクは、路地裏地落ちる。

リク「最後に聞く、まだ殺されたいか?」

ミラー「うん!ずっと前から、」

リク「そっか」

ミラー「なに!、寂しいって〜?」

 煽るように喋る。

リク「ちょっとな」

リク「ほらよ」

 リクは腰に差している刀を前に突き出す。

ミラー「相変わらず、刀の打ち合い好きだね〜」

 落ちてる、瓶を拾い刀を映すと、瓶に手を入れ、刀を取り出す。

リクとミラーは、居合の体制になる、腰を落とし、刀に手をかけ、今にも動き出しそうな、雰囲気を醸し出している。

リク・ミラー「春夏秋冬……月下美人」

 リクとミラーの、刀がぶつかり合い、町中に刃物がぶつかり合う音が鳴り響く。

 リクとミラーが、刀を振ったあと

ミラーは血を流しながら倒れる。

 リクはミラーを、ビルの壁を背もたれにして、倒す。

リク「しばらくは、息あるだろ」

ミラー「呪いでね」

リク「分かった、でもそう長くはないだろうし、2つ質問があるあと言いたいことが1つ、質問は、ようやくして答えろよ」

ミラー「え、え、え、」

リク「1つ目の質問、生き返ったら、何したい」

ミラー「生き返らせてくれるの〜」

 少し顔を赤らめ、照れを隠すように言う。

リク「質問に答えて」

ミラー「結婚したいかな〜」

リク「分かった、2つ目の質問だ。

 なんで、急に殺されたいとか言い出した」

ミラー「ザイクくんがさ、リっくんを殺すとか言っちゃってたから」

 ミラーは、もう限界なのか声もかすれていき、血もさっきよりも大量に流れる。

リク「分かった」

リク「最後に言いたいことを言う」

リク「返事はいらない」

リク「ずっと前から思ってたんだけど、友達や付き合うのも、吹っ飛ばして、結婚しよう……」

 ミラーは、最後に満面の笑みを浮かべ、体の力が抜けたのか、だらんとなる。

 リクは、少し目が開いている、瞼を閉じて、路地を抜ける道を歩く。

 リクは決意をした、再び、今まで消えかかっていた怒りの感情を。

リク(殺す。)

 路地を抜け……元の道路に戻る。

リク「ただいまーーーー!」

サミエル「おかえりです!ってなんか悲しいことありました?」

 リクは驚いた顔をした後に、くしゃっと笑う。

リク「なんもねーよ!」

リク「ラーメン食いに行こ!」

サミエル「あ、はいって

 待ってください!」

シズキ「結局俺ら、出番なかったな、」

 パッドは、ホワイトボードを持ち上げる。

―まぁ、解決したんだからいいんじゃないんてますか―

シズキ「まぁそうだな、でも嫌な予感が残ってるんだけど。」


 ―モンスターの世界―

サンダー「"ワールド"」

ザイク「君もできるのか!興奮するね!!!!やっぱり人間は捨てたもんじゃないかもしれないねえ!」

ザイク「クリア」

 ザイクが縦に手を振ると、ガラスのようなものが飛びながら空間を消してゆく。

 サンダーは飛んでくるガラスのようなものを避けると、ガラスのようなものは、方向を変え、サンダーの方へ向かう。

サンダー「マジかよ、」

サンダー(やべぇな、追いかけられのはキツイ、だけど無敵では無いはず、じゃぁあの斬撃を消す条件は、)

 サンダーが、逃げていると突然消える。

サンダー(ザイクとの距離はだいたい10メートル、時間的には10分ってとこか、つまり、発動時間10分の時間制限系か。)

サンダー「バックバウンド」

 手のひらを伸ばすと、ザイクが引き寄せられる。

 サンダーは、細工の手を掴み殴る。

ザイク「まじk……」

 鈍い音後響く、顔が殴られ、顔ぎぐちゃぐちゃになっても次々と治る。

 胴体、足と、身体中を殴るが格が見つからない。

ザイク「君ならできるよね、拳に能力を込めてみて、そうすれば、今の千分の一の能力で戦えるよ」

 ザイクは、サンダーを殴る、すると骨が折れた音が響いく。

ザイクは向陽しながら叫ぶ。

ザイク「やってみろ!きみならできるよなぁ!ほらほらほらまだ行けるまだいける!」

 サンダーの顔は、ぐちゃぐちゃで顔かどうか判別できないほどだ。

カムイ「Breakッ」

 カムイが、拳を当てる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る