第5話 枯れる

 モンスターは、壁のひび割れた場所から出てくる。

 出た場所は、広い部屋の一室、すると目の前に、白のパーカーを着た、中性的な人物がたっている。

???「おかえり、ザイク」

ザイク「いやー、人間は早とちりだね、人一人殺しただけで目色を変えて襲ってくるだから〜、あいつらの方が殺してるくせにね〜」

 ザイクは笑い話をする。

 そして、真剣な話へと切り替え、話始める。

ザイク「それでさ、なんでミラーは死にたいわけ?」

ミラー「死にたい理由?」

ザイク「別に君はさ、死にたそうにも見えないけど」

ミラー「死にたいは少し違うな、私は殺してもらいたんだ」

ザイク「へ〜、人間は変だね」

ミラー「お前らにも変なのはいるだろ、」

ザイク「それもそか!へへ」

 ザイクは、笑う。


  現世。

 サミエル、シズキは、寮を抜け、少し歩いた場所にある、会議室に呼び出される。

 サミエルが、大きな機械的な自動ドアが開き、中に入ると、10人ほどのひとが机を囲み、椅子に座っている、そして、ドアの目の前に、椅子が用意されている。

 黒髪で、デコを出し、短髪で髪が跳ねていて、ごつい顔をしており、いるだけで圧を感じる、男が喋り始める。

????「まずは、1人ずつ自己紹介といこう、俺の名前はサンク・バイソン、No.1だ」

 続いて、センター分けで、目の色が緑色で、目つきはすごく悪く、睨まれてるように感じるほどの悪さの男が、続けてしゃべる。

????「俺の名前は、トークン・サンダーだ、No.2……」

 続いて、シズキが喋る。

シズキ「俺、自己紹介いる?」

サミエル「いらないっす、」

シズキ「ですよね〜、じゃぁ次どーぞ」

 続いて、ほわほわとしたような、印象を覚えるような髪と見た目を掛け合わせた、白髪の男性が喋り始める。

???「僕の名前は!アイス・ライク!よろしくね!」

シズキ「順位は?」

アイス「うるさいなぁ、4位だよ〜」

 サミエルは、仲が悪くみえた、。

 ショートヘアで、メイクの濃い、男性が、話始める。

???「メークイン・レッドよ、No.は5よろしく♡」

  次の男は、明らかにこちらを睨んでおり、髪は少し長く、目に被っている男が喋る。

???「お前に苗字を教えるつもりはない、名前はテンク、No.6だ、俺はお前がここにいる必要はないと思っている、お前みたいなザ……」

 言いかけたところで、シズキ割り込んでくる。

シズキ「それ以上言うなら、てめぇの首を切るぞ、」

テンク「あぁん?」

 シズキとテンクが、睨み合い、バチバチとするが、間にアイスが入り止める。

アイス「はいはい、やめやめ、あ!次どうぞ!」

 右目の部分だけが、空いている、紫髪の男性が、プレートを見せる。

???「ん。」

 そこには文字が書いてある


 僕の名前は、ハンド・パッドです。

 No.7、よろくしくです。


 サミエルは不思議に思いながらも、笑顔で頷く。

 続いて、眼帯見つけ、髭の生えた、イケおじが、喋り始める。

??「よぉ、俺の名前は、レイク・ケムだ、No.8だ」

サミエル「よろしくお願いします」

 続いて、白髪の、少し長めの髪で、クマがひどい男性が喋る。

??「私は、テルと申します、是非お見知り置きを」

サミエルは、少し怯える。

 そして最後に、帽子をかぶっていて、顔がよく見えない男性が喋り出す。

???「どーーーもーーー、俺は、ケーキ・テンポっていうだよろよろしくしくー!」

サミエル「よ、よろしくです」

 サミエルは、少し温度差を感じていた。

 バイソンが、口を開く。

バイソン「自己紹介も終わったところで、ざっと作戦を説明しよう、と言っても撃退名にしつつ、敵を倒せるように、俺は、現世にいる、そして現世の敵を落とせたら、俺らで、あっちへ攻め込む、それまで、あいつの体力をなるべく削ってくれ、頼んだぞ、あっちの世界で、死のうなんて考えるな、負けそうなら戻ってこい、これでいいか」

 他の人は、全員が頷く。

 すると、警報が、鳴り響く、

「ゲートが出現、白色の怪物が、現世に侵入していきました、直ちに撃退してください。」


 すると、バイソンとアイスとサンダーが立ち、向かおうとする。

 するとサミエルが、後を追おうどうするが、シズキに、止められる。


 バイソン達は、ビルなどが立ち並ぶ、大通りに、向かうと、人型のモンスターがいる。

 髪はパンチパーマで、目は少しつっている。

?????「俺の名前はタイクーン、てめぇらをぶち殺すために来た、」

バイソン「攻めに来るのは来月じゃないのか?」

タイクーン「それまで、何もしないなんて誰も言ってねぇぜ」

バイソン「クズめ、」

タイクーン「あ?」

バイソン「Whiteout、」

 バイソンがWhiteoutと言うと、頬に、カラスの様な痣が、出現する。

 すると、バイソンは、消える。

タイクーン「なんだ、逃げたのか?弱っちいな人間は、これが、No.1なんだろ」

 タイクーンの後ろに、バイソンが立つ。

バイソン「堕ちろ」

 バイソンが、そう言うと、タイクーンは、影が、水になったかのように沈むと、タイクーンの影は消える。

サンダー「これ、俺ら必要か?」

アイス「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ、もしものためですよきっと、」

サンダー「なら、尚更だろ、あいつが勝てない相手にどうやって勝つんだよ」

アイス「そういう日もあるよね」

サンダー「めんどくさくなったら、それ言うのやめとけ、嫌われるぞ」

アイス「うるさい」

 3人は、寮に戻るのであった、、、。



広い部屋の一室、ザイクが、会話を始める。

ザイク「ねぇぇ、ミラー、お前らの世界の、なんたらチップス買ってきて〜」

ミラー「ポテトチップスね、何味?」

ザイク「コンソメ」

ミラー「はい、」

ザイク「てか、いるでしょ」

ミラー「何が、」

ザイク「とぼけんなよ、君たち世界に"裏切り者"」

ミラー「なんで?」

ザイク「妙に君はさ、人間界の事を知ってるじゃん」

ミラー「なーんだ、バレてたんだ、それで?私を殺すつもり?」

ザイク「いやいや違うよ、面白いからさ、聞いてみただけ、確信はなかったしね」

ミラー「ふーーん、じゃぁ、行ってくるか」

 ミラーは、扉に、手を掛け、外へ出る。

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