沼地の主

 進化が終わったようだ。



――――――――

種族:神乃草

name:蒼葉

LV:1

体力:150

魔力量:200

持久力:100

筋力:100

耐久力:150

速度:150(+75)

精神力:100

ステータスポイント:100


スキル

噛みつき 体当たり 光合成 威嚇 念話 配下創造 new! 全属性魔術 new! 全属性耐性 new! 万物吸収 new!


称号

虫食い

虫系モンスターと戦うときに攻撃力が20%アップする


移動する者

戦闘時に速度が、50%速くなる


もう誰も敵わない new!

敵対した敵全てに、『弱体化』『恐怖』を付与する

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 、、、強くなりすぎじゃない?

 前まではもっと雑魚みたいなステータスだったのに。

 ステータスが全部百を越えてる。

 スキルが少なくなったと思ったら、ひとつにまとめられてる。

 新しい称号が、強すぎる。



 なるほど。これがチートか。



 感傷に浸っている場合ではない。

 どうやら敵が来たようだ。


 びちゃびちゃと音をたてながら、沼地からやって来た「それ」は大きな泥の塊のような姿だった。こちらを見て咆哮しながら体についている泥を飛ばしてくる。なんとも不気味なその姿は、もがき苦しむ芋虫のようだった。

 俺はそいつの攻撃を、よける。数分間ほど泥を飛ばした「それ」は突進してきた。俺は避けられないと気付いたからだろう。

 俺は甘んじて突進を受ける。耐性のお陰かあまり痛くない。それどころか頭がすこしスッキリしたほどだ。

 折角だから進化で手にいれた新しいスキルを試してみよう。


『配下創造』


 そう念じると、俺の周りから妖精のような小さなモノ達が十体ほど現れた。そいつらは泥の塊にまっすぐに向かい、相手の体を少しずつ吸収していった。

 やがて、そいつが倒れて勝利すると妖精達は、消えていった。

 進化して後だからか妙に頭がスッキリしている。

 いまならなんでも出来そうだ。


 またひとつ災難を退けたあとは、ゆっくりと過ごしたいな。

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