第33話 僕ならこう考える(作曲ⅱ)
松山千春さん、僕は嫌いじゃないのだが、サンスポの記事「松山千春「リズムさえキープしておけば何とかなるみたいな、ああいう音楽も納得いかない」」(2024/04/29 06:00)は、気になった。
まあ、話の種にしているだけで、実際はそんなに憎悪している訳でもなんでもないのでしょうけれどね。別に、彼が《ああいう音楽》に無理に《納得》する必要もないし。
巧く本質を突いてはいると思う。《リズムさえキープしておけば何とかなる》というのは、全くその通りで、逆に言うとリズムがしっかりしていないと作品としては難しい訳である。
大衆音楽の基本は、リズム・ハーモニー・メロディーの三つと呼ばれてきたと思うのだが、いまは必ずしもそうでもないのである、おそらく。
それは、僕も好んで聴いているダンス・ミュージックのジャンルの分け方を見るとよく分かる。BPMがこれくらいでとか、こういう音色(おんしょく)が好んで使われているとか、がジャンルの特徴として挙げられるのである。
リズム・パートに絞ってもそうである。キックには硬い音色が選ばれる、とかあるのである。
音楽と見なされる幅は、少し前よりも広がったのだと思う。
いまは、芸能界に入らなくても、音楽を配信できる時代である。個人こじんが音楽作品を制作し発表できるようになった。
それは、シンガーソングライターの人たちこそが、望んでいた世界ではないのかと思うのだが。
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