【KAC20246】甘口醤油とご一緒に【800字】

三毛猫みゃー

トリはあえずに、そのまま甘口醤油で

 南九州鹿児島の地では、生のトリを刺し身で食べる文化ございます。

 鹿児島のソウルフードと言われるものですね。


 醤油で食べるのですが、鳥刺し専用の醤油なんてものもあったりします。他には甘口の醤油で食べたりもします。甘口ってどれくらい甘いんだい? と思われると思いますが、そうですね簡単に説明しますと、お餅を食べる時に醤油に砂糖を入れますよね。


 あ、入れませんか? 私の家では入れるのですよ。つまりは、醤油とお砂糖を混ぜて作る砂糖醤油と同じくらいの甘さだと思っていただければ良いかもしれませんね。


 ちなみに鹿児島ですと、トリの刺し身は普通のスーパーやチェーン店などでも普通においてますね。あとは鳥刺し専門店みたいなのもありますね。私もよく買いに行ったものです。専門店の方にですけどね。専門店では、やわらかめ、ややかため、かため、といったふうに売られているんですよ。


 やわらかめはホント柔らかいです、噛めばするっと溶けるような感触ですね。

 つぎにややかためですが私はこれが好きですね。歯ごたえが良いのですがちょうどいい硬さと良いますか。


 最後のかためですが、これも悪くないですが、小さいお子様や歯の悪い方はあまりおすすめできませんね。


 幼少の頃は、そういった専門店でトリ皮というのが売っていました。残念ながら数年前から売らなくなってしまったのですがね。


 トリ皮と言われると想像するのが焼き鳥のトリ皮でしょうか。そこで売られていた鶏皮は串のトリ皮とは違いすごく大きいのです。一つの大きさが子どもの手のひらくらいの大きさのトリ皮なのです。あれがすごく好きでしたね。甘いタレで焼いているのでしょうか、なんとも言えぬ味わいと食感でした。


 こうトリの話をしていますと無性に食べたくなりますね。

 トリあえず、今日の晩ご飯にはトリの刺し身を用意いたしましょうか。


 皆様も鹿児島にお寄りの際は、一度焼酎と共にトリ刺しをお召し上がりになってくださいませ。

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