第14話 ランコーダでアレしてオジンダベアでアレになった!
ポルティオ王国の女王アクメス3世から船をもらった俺たちは、さっそくそれで大海へと乗り出した。
そしてまずたどり着いたのが、大変洋の南、オーメスロリヤ大陸にあるランコーダの街だ。
驚いたことに、この街では白昼堂々と至るところでメスガキと氷河期とおじさんどもが入り乱れて、煽り煽られの乱痴気騒ぎを繰り広げていた。しかも煽られているおじさんどもは、何故だかみんな嬉しそうにしているじゃないか。
俺は一瞬、ここは地上の楽園かという錯覚に陥った。
これはじつに面白い。『旅のわからせはヤリ捨て』ということわざもある。
そこで俺たちは、この乱痴気騒ぎに乱入することにした。
「うわっ、また氷河期のおじさんが混ざってきたし♡ どんだけ幼い女の子が好きなんだよ♡ しかもいかにもざこっぽい♡」
俺は《わからせ棒》を使った。
「ん゛お゛お゛お゛……♡ あっ♡ はひっ♡ あ゛んッ♡ はっ♡ あひッ♡」
パラリララリラ♪
ヤライソは『キメル』の魔法を唱えた。
メスガキBはキマッている。
「おい、ジジイ♡ くせーからヤルなら風呂入ってからにしろよ♡」
パラリララリラ♪
シコルは『ジギ』の魔法を唱えた。
メスガキCの衣服が切り裂かれた。
「ねぇねぇ、どこ見てんの?♡ しかもおっきくしてるし♡ きっも♡」
トヨーコは《握り拳》を使った。
「メスガキがっ! このっ、くそっ! 全部にコレをブチ込んでやるんだから!」
俺は《わからせ棒》を使った。
「あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ すごっ♡ あんッ♡ はっ♡ いいっ♡ あひっ♡ はひッ♡ はあああああ♡」
パラリララリラ♪
ヤライソは『スカピーマ』の魔法を唱えた。
「眠らせてえっちなことでもするつもりなの?♡ でも眠らねーし♡ って、むにゃむにゃ……」
メスガキDは眠ってしまった。
パラリララリラ♪
シコルは『メスキルゾ』の魔法を唱えた。
シコルのわからせ力が20あがった。
「あッ♡ ひうっ♡ な、何それ?♡ ん゛あぁ♡ はぁ……♡ ざこ過ぎるんだけど♡ は、はひっ♡ ぜ、全然よくなんかねーし♡ あ゛ひッ♡ ハッ♡ あああああ♡」
トヨーコは《握り拳》を使った。
「このっ、このっ、このっ! 二度と街角に立てないようにぐっちゃぐちゃにしてやるわ!」
「い゛い゛い゛い゛い゛……、や、やめっ……、ん゛あっ♡ いやっ♡ こ、壊れる……、壊れちゃう♡ はあああああ♡」
こうして俺たち四人は、ランコーダの街で大いに入り乱れてメスガキどもをわからせまくったのだった。
またこの街の道具屋では、《メスガキ草》という短時間だけ姿をメスガキに変えることができる不思議な草が売っているとのことで、何かの役に立つかもしれないと思い買っておいた。
そしてランコーダをあとにした俺たちは、オーメスロリヤ大陸の南に浮かぶ島国オジンダベア王国へとやってきた。
何でもここの王様が《潮吹きのつぼ》というレアなアイテムを持っているとのことで、それを譲ってもらえないかお願いするためだ。
「ここは歴史と伝統あるオジンダベア城だ。メスガキ以外は誰も通してはならんとの国王陛下のお達しである。氷河期のおっさんにババアは立ち去れ!」
国王に謁見しようと城まで行ってみると、門番の兵士に入城をすげなく拒まれた。
メスガキ以外は通してはならないって、ここの王様ってのもわかりやすいくらいのアレだな。
そうだ! そういうことなら……。
「おい、トヨーコ。お前、メスガキになってくれ」
「は? 何であたしがメスガキなんかに?? 絶対に嫌よ!」
俺は嫌がるトヨーコをどうにかこうにか説得して、ランコーダの街で買った《メスガキ草》を彼女に使ってみた。
するとトヨーコの姿が、ロリコンにとってはドストライクであるJS5~6くらいのメスガキになっているじゃないか!
くっそ可愛い! いや、くっそわからせたい!
俺は思わず《わからせ棒》を使いそうになったが、中身はババアだったと我に返りギリギリのところで思いとどまった。
「うひょおおお! こりゃたまらんわい!」
「中身がババアでもかまいません! ぜひわからせさせてください!」
ヤライソとシコルの二人が我を忘れてトヨーコに襲いかかるものの、彼女の拳でこてんぱんにブチのめされた。メスガキになってもトヨーコの拳の破壊力は凄まじいものがあるな。
こうしてメスガキの姿になったトヨーコは、難なく城の中へと入りこみ無事に国王と謁見することができた。そしてうまく国王をたぶらかして、目的のアイテムである《潮吹きのつぼ》を手に入れたのだった。
その際に、国王がどうしてもわからせたいと言うので、トヨーコは100000ゴールドで引き受けたのだという。中身はババアなのに、それって完全に詐欺じゃねーか!
城から戻ってきたトヨーコはまだメスガキの姿のままだったので、薬の効果が切れるまでもうひと稼ぎしてくると言って繁華街へと消えていった。
本当にどこまでも商魂たくましいババアだと、俺は感心するのと同時に半ばあきれる思いがしたのだった。
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