異能力者は嗤う

赤野星

Episode1 始まり



 俺の、俺達の人生は親が死んだことから始まった




 世界に突如として異能力が発現して、早数百年。


 世界の70億も居る人間の3割ぐらいに異能力が発現した


 異能力が現れた当初は大混乱だったらしく、それに乗じて犯罪等もうなぎ登りに増え、世界的に治安が悪化したりもしたらしい


 また異能力が発現しなかったもの達が異能力が発現した者達を異物として除け者にしたり、研究の為に捕まえたりしようとした


 だがとある1人の異能力者がその状況に対して反撃の狼煙のろしを上げ、多くの国や都市を異能力者達が占拠して行った


 この時点でやっと異能力が発現しなかった無能力者達は初めて異能力者の脅威を認識し、和睦を試みた


 最初はかなり渋られたが、異能力者達にとって有益な法を作るなどしてなんとか和睦に成功した


 そこから社会はだんだんと異能力に順応して行く。


 その最中、異能力に対する認識はどんどんと大きくなっていき、最終的に無能力者達から、神の使いとして崇められる事となった



 この世界をより良くする為に天から遣わされた神の使い、というのが世間の異能力者に対する認識であった


 またそれまで有った機械等に関する技術は『これ以上発展させるのは世界にとって良くない』と異能力者が宣言し、その時点………確か2030年ぐらいから機械や電気技術等の、それまで世界を豊かにするのに貢献していた技術の発展や研究を禁止された


 そして異能力の言葉に、無能力者達は逆らうことが出来ずただひたすら異能力者に従うだけの人形おもちゃとなっていった………




 そして、俺達の親…親族達もそうして異能力者共の人形おもちゃとして弄ばれ、俺達………神楽木かぐらき晦冥かいめいと双子の妹である神楽木かぐらき冥奈めいな………以外は全員殺された


 まぁ最も家族に対して何か感情を抱いていた訳でも無く、世界に対して絶望してたりする訳でも無かった


 だからこそ目の前で両親や、家に仕えてた使用人達が数人の異能力者共に殺されてるのを見ても『あ、死んでる』ぐらいにしか思わなかったし、異能力者自体も気にはならなかった………最初のうちだけは



 異能力者共は下衆いた笑い声をあげながらただひたすら家の中に居る人々を虐殺していた………それが俺と、冥奈は煩わしかった。


 だから


 異能力者を


 そしてそのまま腹が減ってた俺と冥奈はその場に有った死体を、長い時間を掛けて


 死体を喰らってる間にも何度か異能力者共が来たが、そいつらも一人残らず殺して、喰らった


 そうしてるうちに、今度は煩わしく感じるようになって行った


 そうだからその時に、俺達は自分達の目標を決めた………この世界から、を消しさろうと


 まぁ消そうと思った理由はもう一つあるがそれは放っておく



 とまぁ、こんなふうに異能力が現れて数百年


 俺達双子が目標を決めてから早い事で………10年が経っていた




















 色々書き直し、

 ストーリーなどがちょこちょこ変わっていきます


 申し訳無いです

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