「ドッター」を「殴る」

あがつま ゆい

現在進行形で続く黒歴史

 個人的に6~7年位前から今でも現在進行形で続いてきる黒歴史、と呼べばいいのでしょうか。それがあって、ズバリ言いましょう。


『ドッターを殴る』


 これです。誤解する人が「全員」かと思いますけど『ドッターを殴る』って言っても

「暴力の肯定」とか「職業差別」という意味ではないので「コイツは暴力を振るった!」と通報はしないで下さいね。

 私には「リアルでの顔が思い浮かぶドッター」の知り合いはいませんし、ドッター=ドット絵師に暴力を振るって通報ざたになったこともこれまで1度もありませんし、今後も無いでしょう。

 ……何を言ってるんだお前? さっきから言ってる言葉の意味がこれっぽちも理解できないんだが? となりますが1から説明いたしますので振り上げた拳は静かに下ろしてください。




「ドッター」って言うと、普通の人は「ゲーム等でドット(点)で出来た絵を描く人」っていう意味で受け取るんでしょうけど、

 個人的には「ドッター」っていう『言葉自体』に愛着があるんですよ。つまりは「ドッター」という言葉を「ゲーム等でドット(点)で出来た絵を描く人」を指す意味で使ってるわけでは無くて、

「ドッター」という『言葉自体』に含まれる「リズム」が好きというか「ドッター」っていう『カタカナ4文字の集合体そのもの』が超大好きなんですよね。

「ゲーム等でドット(点)で出来た絵を描く人」が好きじゃなくて「ドッター」という『言葉そのもの』が好きなんですよ。

 日本人に分かりやすく言えば『言霊』っていうもので「ドッター」という言霊、つまりは『「ドッター」という言葉そのものに含まれる霊的なパワーの類』が好きなんですよ。


 ここ6~7年くらい「ドッター」という『言葉そのもの』あるいは『言霊』に魅了されていまして、

 ヤフーニュースのトップ記事に「検索は応援になる」って書かれているのを見ると、つい自動的に

「ドッターは応援になる」みたいな感じで何にでも「ドッター」っていう単語をねじ込みたくなるんですよね。


 なんかこう「ドッター」っていう言葉に含まれるリズムというか、具体的には「ドッ」で力を溜めて「ター」でその溜めた力を放つ開放感が素晴らしいんですよ。

「静と動」「光と闇」みたいな対比がたったカタカナ4文字に美しく、綺麗にまとまっていて、ギリシア美術にも匹敵する完美さがあると言っていい位です。

 甘い物好きで「料理は何でもかんでも砂糖をぶち込めば美味しくなる」っ思える位には「ドッター」っていう単語それ自体が大好きなんですよね。




 で、そんなただでさえ素晴らしい「ドッター」という『言葉そのもの』に「殴る」が付くと凄まじい化学反応が起きるんですよね。

 それだけでも十分凄い『ドッター』にまだその先があるのか! を見せてくれるのが「殴る」っていう単語なんですよ。


「スーパーサイヤ人」が「スーパーサイヤ人ゴッド」になる位の更なる高みへと引き上げてくれる。

 カレーは好き、唐揚げは好き、だからカレーと唐揚げが一緒に出て来るとウルトラスーパー大好き! 茶色万歳! ってなるんですよ。

 それほどの高みを見せてくれるのが「殴る」という単語の持つパワーなんですよ。


 これも『殴る』っていう言葉が意味する「暴力性」は一切関係なくて『殴る』っていう「言葉自体に含まれるエネルギー」というか、

 やはり『言霊』と言えばいいのでしょうか。その「殴る」という言葉自体に含まれる霊的な力が好きなんですよね。




 だから「盗んだバイクで走り出す」っていう名フレーズも「盗んだドッターで殴りだす」になるし「長靴をはいた猫」っていう名作童話も「ドッターを殴った猫」になりますし、

「ぼくにその手を汚せというのか」という重苦しい言葉も「ぼくにドッターを殴れというのか」になるんですよね。

 特に「盗んだドッターで殴りだす」は「てにおは」もムチャクチャなんですが、ソコは肝心な場所ではないのでスルーしてもいいんですよ。

 むしろ「てにおは」がおかしい方が「文法的にはおかしい。けど、そっちの方が味がある」って思えるくらいです。


 昔、テレビで「ご長寿早押しクイズ」っていう企画があったんですけど、参加者は突拍子もない程ムチャクチャな回答をして、それが面白いのとつながってると思います。

 例えば、「アッコにおまかせ」が正解のクイズで「アッコに殺される」とか「アッコに食べられる」って答えるのが実際にあったんですけど、すごく面白いでしょ?

 それと一緒で「てにおは」がおかしいのも「面白い」「個性がある」と個人的には言えるんです。




 ……と書いたんですがおそらく常人には理解できないと思います。真に狂人を理解できるものは、と言う話にもなりますし。

 おおよそまともな人からしたらケモナーやガチホモよりも理解しがたいものでしょうし(ケモナーやホモをけなす意図はありません)。

 これ黒歴史というカテゴリーに入れていいものなのかな。カテゴリーエラーで弾かれてもおかしくない内容になってしまったんだが。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「ドッター」を「殴る」 あがつま ゆい @agatuma-yui

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画