第5話

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荒縄あらなわ来季らいき


先読み…レベル3

知恵袋…レベル4

『スキル』【溢れ出る知識】

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「先読みレベル3はポーションが効かない。知恵袋レベル4はポーションが効かない上にどれだけでも脳内に知識をためて置ける」


「そんなんイカサマじゃん」


「脳内に貯めて置けるとか最強じゃん」


「それに、『スキル』【溢れ出る知識】で何もしなくても知恵袋で貯められていく…これはイカサマと呼ばないで何になるんだ?」


全員が何も言えなくなった。


来季は反則負けとして以降、王者選手権への参加が禁止された。



「王者は園田恵に決定!」


ワッっと歓声が上がり、それと同時に大きな拍手も起こる。



これにて無事終了。


園田恵。

正式に王者として迎えられた。


そして迎えた守備科の王者選手権。


次の日は守備科だ。


守備科は主に結界を張ったり、敵の不意打ちを見切り、守ったり、ピンチの時に回復させたり。

あまり目立たないが、パーティーには必要不可欠だ。


そこでは、2組ずつに分かれ、戦い、審査員により審査される。

勝った方がいい訳でもない。

しっかりと守備の機能をしていたかどうかを見極める。



「それでは、第一戦、スタート!」


第一戦は、王者候補として招待された山本やまもとりん

守備科では少ない女性だ。

彼女は器用で治癒魔法が協力だ。

少しおっちょこちょいなところがある。


彼女と同じチームの園田そのだ真理まり

こちらも守備科では少ない女性だ。

園田恵の妹で、二人兄弟の長女だ。

世界でも、長女は魔法の威力が強いと言われている。


対してもうひとチームは、


金田かなだしゅん

彼は判断力、危険察知が得意である。

その為、守るのにいい人間だといえる。


彼と同じチームは

花岡はなおからい

雷魔法が得意で、危ないときに雷で守る。

関係ないが、彼は結構イケメンで、彼女もいる。



「対戦、開始!」



らい、雷で2人を!」


「ああ。わかった」


ドォォオン!

ドォォオン!


「キャア!」


「大丈夫よ。直したわ」


凛と真理もいいコンビでスタート。


だが、らいの雷をしゅんの危険察知で遠くへ飛ばし、攻撃。


攻撃を食らっても、お互いに治癒魔法で直しあう。


勝負の結果はらいしゅんの勝ち。

守備科の審査的にもこっちのチームの勝利だった。



「勝利者インタビューをします」


「雷選手、勝ててどうでしたか?」


「えー、俊さんも協力してくださり、とてもいい試合になったのではないかな、と思います」


「ありがとうございます。では俊選手、どうでしたか?」


「あの、雷選手の雷魔法が結構威力が強く、びっくりしたのもありますが、相手の治癒魔法が想像以上に強力だったのでびっくりしました」


「ありがとうございました。では次の対戦に…」


次の対戦は、雷と俊のチーム対、苑麻そのまなり栗美亜くりみあ夏美なつみの戦いだ。

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