第4話 本を買うこと

 子供の頃、親と一緒に書店に行って、

「どれでも好きな本を買ってあげるから、1冊選びなさい」

 そう言われるのが、至福の時でした。


 そうやって1冊づつ買ってもらった「ドリトル先生シリーズ」が全巻揃った時は嬉しくて、私の宝物でした。


 自分のお小遣いで好きな時に本を買えるようになり、でも、欲しい本を全部買うというわけにはいかなくて、毎月買う本を悩んだものです。


 本が売れないことを心配する一方で、私自身、最近はあまり本を買っていない事実があります。


 このカクヨムもそうですが、読む物が無くて困る!ということがほとんどなくなりました。

 お金を払って、本を買って読むという機会が減っています。

 

 以前、「本の雑誌」の企画であったのは、本を2万円分購入してその内容を公表する、というもの。他の人がどんな本を買うのか?とても面白かったです。

 自分だったら何を買うかなぁ。読みたかったコミックスのシリーズを一気に大人買い?素敵な写真集?好きな作家様を全巻制覇?

 妄想が膨らみますね。


 現実では、最近、買った本は2冊だけ。

 谷川俊太郎さんの詩とイラストが素敵な本と、カクヨムでフォローしている好きな作家様の作品が書籍化された本です。


 どうしても欲しい本がある時は、できる限り、正規の価格で購入することにしています。正当な対価を支払うことで、作者様を応援したいからです。


 入学祝などのお祝い事で、親戚から図書券(今は図書カードですね)がもらえると、とても嬉しかったのを思い出します。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る