カクヨムはじめてみました

第３話 地元の書店

　最近、書店に足を運んだのはいつだろうと考えて、ずいぶんと行っていないことに気がつきました。

　子供の頃、よく行った商店街の中の書店は、ずいぶん前に無くなっていて（その商店街自体、ほとんど営業していないお店ばかりとなってしまいました）、最近では地元の割と大きな書店が相次いで閉店したり、縮小したりしています。

　紙の本、売れなくて、将来は無くなってしまうのでしょうか。

　書店によって個性があって、お気に入りの書棚をチェックする楽しみ。

　タイトルや表紙に惹かれて、手に取り、数ページ読んでみる、あるいはあとがきや解説を先にチラ見したりして……。

「よし、これだ！」と決めて、レジに持っていく、家に帰って読むのが待ちきれない、ワクワクする気持ち。

　発売日に書店に行って、ドキドキしながら探して、お目当の本を見つけた時の嬉しさ。

　書店で本を探す、見つける、手にする喜びを思い出しています。

　たくさんの本の中から、そのときの自分の感覚で気に入った本を見つけることは、一度きりの出会いのように思います。

　最近では、書評を読んで読みたい本をネット注文する、あるいは図書館で予約するということがほとんどになっていて、書店をふらっと訪れるということがあまりありません。

　久しぶりにまた書店に行ってみようかなぁ。