ユートピアを探して

Whitestar

第1話 - セピラとダールとアークエ

ロボットたちが人間の下僕として生きる時代。


森の小屋。

年老いた博士がロボットを作り出す。

この 博士の名は ヘイトン。

「ラビアト」という中央都市で指折りのロボット工学博士だった。

ところが、博士はラビアトの不正を知り、森の中に隠遁してしまった。

今は自分が作った小型ロボットと過ごしている。

17歳のロボットを作り、自分の知識をすべて与え、一緒に過ごしていた。

少女ロボットの名前は「セピラ」。

博士が心血を注いで作った最高の作品だった。

そんなある日。

ラビアトから来た黒いスーツの男たちがセピラを拉致し、博士は彼らを阻止して倒れる。

他のロボットは制止し、すべて壊れた。

ラヴィアトの塔に閉じ込められたセピラ。

博士は、セピラにもし人間になれば、自分が与えたすべての知識がセピラの脳で全て思い浮かぶようにプログラムしておいた。

究極的には自分の技術が世の中に知らされずに眠ることを望んだのだ。

ラビアトの指導者は、20歳の若くて血気盛んな金髪のラチェヌロで、ラビアトのすべての技術力を総動員して妖精や人魚を作る実験をしている。

ラチェヌロはセピラを知った後、狂気に陥る。

セピラに惚れたこともあるが、セピラのプログラムを調査し、彼女が人間になれば莫大な知識が明らかになるということを知り、彼女を人間にするためにますます狂気に陥り、さらに多くの研究をする。

博士がセピラを助けに来て、セピラは脱出に成功する。

森の中の小屋で博士は子息のようなセピラが見る前で息を引き取る。

セピラはラチェヌロに対する調査の後、自分が人になれば博士の優れた技術が目覚めることを知り、その問題について考え続けてきた。

そして、森の中で博士と話をしながら、自分が人になって良いところに技術を使って世の中をユートピアにすると話した。

博士はセピラに必ず人になれと遺言を残す。

セピラという人になるための旅に出る。

ラチェヌロが作った妖精が本当に魔法を使うとしても、ラビアトの技術で人になるつもりはなかった。

ラチェヌロはセピラが脱出した後、必死に彼女を探した。

そして、本当に魔法を使う妖精を作るために努力している。

セピラという博士が聞かせてくれた魔法使いの伝説を訪ねた。


人になるために。

旅行中に黒髪の少年と仲間になる。

ダールという名のこの少年は、ラチェヌロに対抗する力をくれと魔法使いに頼むために旅に出たのだ。

ラチェヌロに妹を研究対象に奪われたからだ。

妹のラザは妖精になっていて、下手な魔法を使っている。

ラチェーヌロの実験中にそれなりに最高に作られた妖精で杖を打つとウサギが出たりする簡単な魔法を使っている。

これは本当の魔法ではなく、研究員の中でラザと恋に落ちたジョージという者がラザを生かすためにごまかすことだ。

ラザはおてんばだ。

セピラはダールと旅をし、多くの善行を施す。

ついに伝説の谷にいる魔法使いに出会うセピラ。

魔法使いはショートカットの赤い巻き毛のおばあさんだった。

顔は老けているが、おしゃれなファッションをしていた。

後で分かったことだが、若い頃はヘイトン博士の恋人で、博士に似た息子もいた。

その息子は28歳。

その名前はアークエ。

アクエは魔法使いになるか科学者になるか悩んでいる。

そして、魔法使いのおばあさんは、ラチェヌロに対抗する力を自ら育てろと言い、セピラとダール、アークエの3人をドラゴンの谷に送り、ドラゴン大王の心臓を持ってこいと言う。

セピラとダルとアクエは大王と戦い、大王の心臓というのは心を持ってこいという意味だったことを知っている。

大王の幼い娘がずっと前に勇者の剣に刺されて負傷したが、まだ癒えていないため人から心を変えたのだ。

人間は治療できない傷だった。

その心を回して一緒にラビアトと戦うようにしたのがセピラだった。

ダールが大王を剣で刺そうとした時、幼い娘が現れて父親を救った。

娘の破れた翼と左腕を見た3人は、事情を知った。

セピラが自分の血を娘の傷に塗ると、傷がきれいに治り、娘は空を思う存分飛び回った。

ドラゴン大王とラチェヌロの巨大機械ドラゴンと戦う。


アークエが強力な魔法でセピラを人間にし、ダールと共に3人はユートピアを建設するために未来に進む。

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