第2話

前回までのあらすじ!

僕は変なおっさんに出会ったぜ!そのおっさんに脅されて薬を打ち込んだら戦闘者となって女になったぜ!

お薬決めてハッピーハッピーハッピーとなったんだぜ!


さーて来週のサ〇エさんはーー?


僕、性転換しちゃった

姉、暴走する

マーキングされちゃった


の三本です。

来週もまた見てくださいねー!

じゃんけんポン!

俺はパーを出したぞ!


―――――――


どうするよこれ。

元に戻れないんですけど。

しっかし女装していてよかったー!

胸がそんなにきつくなっていないので助かったぜ!

近くの店のガラスで自分の顔を見ると以前よりもだいぶ女に近づいた顔で、美少女になっていた。

うん、テンプレ。


とりあえず薬は見られると困るのであのおっさんが置いていった服にすべてしまう。

地味にジャストフィットすんのがすごいむかつく。

とりあえず買い物を済ませるとしよう。




ガチャ


僕、無事帰宅。

いや正確には何回かナンパされたから無事ではないんだけど。

全部「結構です」といってそそくさと立ち去った。

その後もしつこく付きまとわれたけど警察を呼ぶふりをしたらそそくさとどっかに言った。

疲れたから今日はもう寝るとす…


「おっそーい!!」


そうだった。

僕の家にはラスボスである姉がいるんだった。

出かけたのは13時、帰ってきたのは19時。

わりぃ!俺死んだ!

姉の恐ろしさは僕が身をもって一番知っている。

2階から宙づりにされかけた時はマジで死ぬかと思ったよ。


「何やってんのよはる…か?」


「ハイハイ遥さんですよー」


姉が目を丸くしている。

SSRの表情だ。

そりゃそうか弟が女になってんだから。


「遥…よね?どうしたのその胸…パッド?」


かくかくしかじか


「遥も戦闘者になっちゃったかあ…」


「脅されて仕方なくね。それに後天性だから姉貴とは違って登録もできないし非公認になるけんども」


能力の発言は先天性であるためのちに能力が発現することはない。

むろん人工的に能力を得たなんて言ったら研究されて使いつぶされるのが関の山なので公表はしないことにするのである。


「しっかしこれ学校どうしよう…」


問題点として性転換したので学校にいけない。

能力が発現したことがばれるからである。


「お姉ちゃん置いてけぼりにしないで~」


うるせえ。

時代に取り残された姉貴は黙ってろ。

今時タピオカ飲んでる奴なんていねえぞ。


「ねえ教えて教えて~」


え~いうっとおしい!


―――かくかくしかじか―――


「ふひひ…ふははは!!」


姉、爆笑ナウ。

ツボだった模様。

ふふふ…殴ってやろうか。


「ひひ…うわあ!?」


姉貴を蹴り飛ばした。

これくらいは許されるだろう。

姉貴も戦闘者だし。

他人の不幸で笑った姉貴が悪いんだからさ!


その後しばらく学校は体調不良で休むことにした。

ずる休みできると年甲斐もなくはしゃいだのは内緒だぞ☆

なぜか一回も風とか引いたことがないんですよ。

え?バカ?ハハ!そんなわけないジャマイカ。

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