アルファの誇り

 夜も更けてきて、月も傾きかけてきた。

なんとか約束の時間には間に合いそうだとクシェルは胸を撫で下ろした。

地下迷宮、通称人食いダンジョンから帰還するとクシェルはギルドの扉を潜った。

 例によって部外者のオレアンダーは外で待機させることにしたのでクシェル一人だった。ギルド内へ足を踏み入れると真っ青な顔をしたライナが飛び出してきた。

「クシェルさん!どうしたんですか?服も髪もとっても素敵ですけど。でもここへ来てはいけませんよ」

「ああ、ちょっとな」

「私がギルド長に掛け合いますから。だから」

涙を湛えた瞳で言い募り身を案じてくれるライナは何て意地らしいことか。クシェルは心が洗われるようだった。

 二人で話し込んでいると背後から靴音が近づいてきた。音に振り向くと目を見開いたディーターと目があった。

「ライナ、ありがとう。大丈夫だから」

クシェルはライナを安心させるように笑うと、ディーターと共に応接室へと足を向けた。

 応接室に入るとディーターは机を挟みソファへとゆったりと腰掛けた。昨日とは違ってクシェルも座るよう促された。

「見目もしっかり整えて見違えたぞクシェル。娼館に行く準備はできたようだな。」

 ジロジロと品定めする様なディーターの視線に不快感を覚えながらも、クシェルはマジックバッグを差し出した。

「いえ、約束のものをお持ちしました」

「なに?」

ディーターが受け取り、バックを開いた途端に長い爪が飛び出る。中のファフニールが目を覚ましたのだろう。

「うわっ!おい、なんだこれ!」

 ディーターが驚き投げ出すと、魔法が発動しマジックバッグは自動的に閉じた。

「ファフニールです。マジックバッグに押し込みました。新鮮なものの方がいいと仰ったので、本体ごと連れてきました」

「お前が一人でファフニールを捕獲なんか出来るわけない!どうせ流しの魔術師に頼んだ紛い物だろう?!」

「いえ、本物です」

クシェルは言い切るも相手は聞く気がない様だ。

「戯言を。もう娼館の支配人も呼んである。さっさと来い!」

「やめて下さい!」

 更に奥の部屋にクシェルは半ば引きずられる形で連れ込まれそうになる。

 引きずられまいとしばらく揉み合っているとクシェルは花の香りを感じ取った。途端に目の前が黒のローブで埋め尽くされる。

 突然クシェルとディーターの間に立つようにオレアンダーが現れた。

「やあ、ディーター。しばらくぶりだね」

オレアンダーは愉快そうに挨拶をする。

「…お前は、オレアンダーか。なんでこんなところに」

 一方ディーターは驚きに目を丸くしたが、すぐに苦虫を噛み潰したような顔をした。

 どうやら二人は知り合いらしい。口ぶりからは立場の差は感じないものの見た目からは二人の年齢は離れてそうに見えるが一体どういう関係なのだろう。クシェルは不思議に思った。

「ちょっと仕事でね。君、ギルド長なんて面白いことしてたんだ。へぇー」

「ふん、お前は相変わらずチャラチャラしたなりをして」

 ひとまず言えるのは、お互い嫌味を言い合う様子からはとても二人の仲が良好だとは言えなさそうなことだ。

「君は相変わらず老け顔だね。やっと顔に年が追いついた感じ?」

「うるさい。そのオメガはなんだ?愛人か?それとも性奴隷か?相変わらず色狂いのようだ」

「英雄色を好むって言うでしょ。自分がモテないからって失礼だなぁ。この子はちゃんと雇用関係を結んだ使用人みたいなものだよ」

 急に話題が自分に戻ってきてクシェルはたじろいだ。ディーターは思い出したかの様にクシェルに指を突きつけてくる。

「そいつは第二性を偽り、危うく狩場で集ヒートを起こしアルファの人間を殺しかけたんだ。野放しには出来ん!」

「誰だって間違える。罪を憎んで人を憎まずでいこうよ。この子も反省してるし、ね?」

 オレアンダーは呑気な様子で返すも、なんとか穏便に事を運ぼうとしてくれている様だ。

「申し訳ありませんでした」

クシェルもディーターへと再度頭を下げた。

「そんな綺麗事で済ませられるか!謝って済めば警備隊はいらんだろう!」

 しかしやはり簡単には済まされない様だ。ディーターの怒号が室内に響く。

一方オレアンダーの呟きは静かだが、一気に温度の冷えたものになった。

「ふーん。ディーター、二言はない?」

「当たり前だ」

「…そうか、昔のよしみと思ったけど仕方ないね」

 残念そうに呟くとオレアンダーは居住いを正した。

「そもそも第二性を理由に報酬差や昇格に差をつけるのは違法でしょ?」

彼は静かな声で容赦なく切り込んだ。

「…どこにその証拠があるっていうんだ」

 確かに一ギルド登録者のクシェルがポツリと漏らした情報だけでは信憑性にかけてしまう。

 変な言いがかりをつけてオレアンダーが制裁を加えられてしまっては大変だ。クシェルがオレアンダーを止めようとするが、逆に手を向けられ制止させられてしまった。

 ディーターは曲がりなりにもギルド長なのだから物騒な伝手も多そうだ、加えて評判もあまり良くなかった。目的のためなら手段を選ばない男らしい。クシェルの胸に心配と焦燥が募る。

 クシェルが固唾を飲んで見守っているとオレアンダーはあるものを二人の前に取り出した。

「この子のブローチからこのギルドの内部の情報を読み込んだんだよ」

「な、…お前」

オレアンダーの実力からすれば容易いことなのだろう。

 壁に映し出される現報酬の算定率と法律に基づいた算定率による報酬とその差額が壁に浮かぶ。

 次に極秘と記されたギルド内の等級昇格における第二性ごとの評価基準の違いの一覧も浮かび上がった。

「第二性で差別しないことを目的とした公営ギルド向けの補助金もあったよねぇ。こーんな差別的な状況でまさか申請してないよね?」

「おいっ!」

 次に映し出されたのはその補助金にまつわるだろう申請受諾書が浮かび上がりディーターは顔をさらに青くさせた。

「宮廷魔術師時代も不正をやって左遷させられてたよねディーター。お互い変わらないみたいだねぇ」

 オレアンダーは整ったその顔で冷笑する。

クシェルは驚いてオレアンダーの方を見た。ディーターの不正した過去にも驚かされたがそれだけではなかった。

「ディーターとは宮廷魔術師時代の同期なんだ」

 ということはオレアンダーも同じく宮廷魔術師だったということだ。

しかもディーターと年齢はそんなに変わらないことになるのだろう。高い魔力を持つ魔術師は見た目も若く保つことができると言うが本当のことのようだ。

 彼の更なる得体の知れなさにクシェルは驚愕させられるばかりだった。

「いや、私は何も知らない。下の者たちが勝手にやったんだ!俺は嵌められたんだ!」

 本当にそうだろうか。クシェルは胸中で呟いた。

 このギルドは上層部の職員は古株が多くそしてディーターの旧知の知り合いという場合が多いらしい。天下り的にギルドにやってきた役職者は実に多い。そのことから一緒に甘い汁を吸ってたとしかクシェルには思えなかった。

 オレアンダーはまるで花が開くようににっこりと笑みを浮かべた。

「そっかぁ不正は君のせいじゃないってことかぁ。良かった良かった。じゃあこれは何?」

 オレアンダーはローブのポケットから水晶玉を取り出すと浮かび上がらせた。

暫くすると水晶玉の中に映像が浮かび上がる。

ディーターとクシェルが映り込んでいた。

『出来ないなら、その身体を売って貰うしかないな』

『え?』

『まあ、そんななりでもオメガというだけでみんな面白がるからな』

『それはどういう…』

『せいぜい身綺麗にしておくことだ。娼館の責任者にも声をかけておく』

 聞き覚えのある会話に驚きクシェルはポカンと口を開ける。

 ディーターは青色を通り越して顔を蒼白にさせた。

「売春斡旋は一発でダメでしょ。明らかにギルドの仕事じゃない。これは君の発言だし、言い逃れは出来ないよ?」

 オレアンダーの琥珀の瞳が射抜くようにディーターを見つめ糾弾する。

「な、なんでこんなものが」

「…いつの間に撮っていたんだ?」

 ディーターの驚きは最もだろう。クシェル自身もいつの間にそのような魔法を仕掛けられたのか気づきもしなかったからだ。

「いや、君がギルド内でボコボコにされたら困るし。万が一の時に警備隊に突き出すために証拠として撮っていたんだ。軽い保護魔法は君自身に一応かけといたけどね」

「…へ?そんなことまで」

 クシェルがオメガという事実が露見してしまい、ギルド内で暴行を受ける可能性があると考えたそうだ。

 オメガというだけでいたずらに暴行を加える輩は確かにいる。しかしそこまでこのギルドの民度は低くないと思うが。オレアンダーは心と裏腹に番の本能のせいかひどく神経質になってしまっていた様だ。

「もしそんなことがあればこの状況だと俺、ギルドを破壊しかねないからね。入念に対策してたんだけど。まさかもっと酷いものが撮れるとはねぇ」

 突然顔を紙のように白くさせたディーターがその場に膝をついた。

「…オレアンダー、私が悪かった。だから…」

「あれ?謝って済めばなんとやらだったっけ?」

「…くそっ」

 ディーターはうずくまったまま、床に拳を打ちつけた。

 オレアンダーは彼を見下ろしたままその視線で射抜く。琥珀の瞳は酷く冷えていた。

「この子は無鉄砲で短絡的で単細胞でどうしようもないけど、家族のために必死に狩をしていたんだ。ディーター、アルファとしての誇りはないのか?」

珍しく硬い声で真剣に諭すように言葉をかけた。クシェルはそんなオレアンダーからしばらく目が離せなかった。

 そしてディーターは額に脂汗を滲ませたまま何も答えることはなかった。


 オレアンダーはじゃらじゃらと貨幣がずっしりと入った袋を掌に乗せ遊ばせていた。

 結果的にクシェルのギルド追放は白紙となった。というかギルドの数々の不正が明るみになりそれどころではなくなってしまった。

 ちゃっかりしたオレアンダーがディーターに請求したのは本来クシェルが受け取るはずの報酬の差額分だった。八年分なので思ったより高額でノアの学費を支払ってもお釣りが返ってくるほどだった。

「口止め料のつもりなのかな」

 小袋の中身は報酬の差額分だった。

「なあ、野放しにしてていいのか?」

このままディーターの不正を見て見ぬふりをしてもいいものだろうか。クシェルは不安に思い声を上げた。

「いいよ、然るべき機関に伝手がいくらでもあるし。まあ、ちゃんと連絡しておくよ。」

 オレアンダーの呟きにクシェルは少しホッとした。これ以上のギルドの横暴は続かずすみそうだ。

「罪を憎んで人を憎まず。と言いたいところだけどさすがに今回のはないかな。彼は場所を移して反省したほうがいいよ。きっと」

 初めて見るやりきれないような表情のオレアンダーがクシェルはなぜだか印象的だった。

「知り合いだったんだな」

「ああ、昔のね。アルファにしては不器用だったけど」

「…いじめてたのか?」

「俺じゃないよ。むしろ庇ってたよ。弱いものいじめは嫌いなんだ」

「えー本当か?」

「なんとでもいいなよ。でもね彼は努力家だったの。だから嫌いじゃなかった。とても残念だよ」

 心底寂しそうなオレアンダーの呟きがいつまでもクシェルの耳に残るようだった。


 無事送金も済み、クシェルはなんとかノアを今期も通わせてやれそうで胸を撫で下ろし、送金所を二人で後にした。

「助かった。ありがとう」

クシェルは学費分だけきっちり貰うとあとは残金も見ずにオレアンダーへと差し出した。

「…君が稼いだお金でしょ?いいの?」

「オレアンダーがいなければその金は手に入らなかった。庭の賠償の足しにしてくれ」

 彼には命も何度も助けられ、お陰で娼館に売り飛ばされることも免れたのだ。この額では足りないくらいの恩があるのではないかと思っている。

口から出た言葉は全てはクシェルの本心だった。しかしオレアンダーは何故か釈然としない表情で差し出された小袋を見つめていた。

「ねえ本当にお金、いらないの?」

「次の学費納付まで時間もあるしなんとかするさ。しばらくは抑制剤も買わなくて済むしな」

 被験者は試験期間中にヒートが来てもあらかじめ研究機関で用意されたヒート抑制剤しか使用できないのだが、クシェルにとっては願ったり叶ったりだった。

「…そう」

 まだ何か言いたげなオレアンダーだったが、大人しく袋を仕舞い込んだのを見てクシェルはほっと胸を撫で下ろした。


「君、剣捌きは悪くないね」

背中越しに声をかけられて思わずクシェルは振り向く。そして初めて彼から褒められたことに驚き目を丸くした。

「…そりゃどーも」

「君は警備隊とか騎士団にでも入れば良かったじゃないの?」

 小首を傾げながら不思議そうにオレアンダー問うてきた。全く悪意のないその仕草にクシェルは少し落ち込んでしまった。

「オメガだったから入れないんだよ…」

「…そうか。まぁ結局重症ヒートだもんね。どのみちすぐクビか」

「…言ってくれるよ」

クシェルがむくれてると、まあまあと肩を叩かれた。

「まぁでも腕っぷしに自信があったからギルドで依頼を受けてこなしてたんでしょう」

「自信というか、それしかなかったんだよ。俺には剣と馬鹿力しかなかったんだ。お前と違ってな」

 オメガということを隠し差別に怯え、魔法も不得意で力と剣だけに頼って生きてきた。宮廷魔術師まで上り詰めたオレアンダーとは真逆の人生だろう。

 うらぶれていると琥珀の瞳と目があった。怪しい光や鋭い視線を浴びせてきてばかりだったその瞳はいつもより優しい温かさを湛えているような気がしてその表情に衝撃を受けクシェルはポカンと口を開けてしまう。

「あって良かったじゃない。剣と馬鹿力だけでも。魔法を使わず大したもんだと思うけど」

 気のせいだろうか、少しだけオレアンダーと距離が近づいたような気がする。

彼と一緒に狩をしたり過ごすとクシェルは不思議と心が落ち着くような気がした。これがオレアンダーが言う番の本能によるものかもしれない。

「ほら、クシェルは被験者なんだから。今度こそ大人しくしててよね。あとむくれてるきのこ達の機嫌もちゃんととってね」

 急にげんなりとした様子のオレアンダーにクシェルはハッとした。

──しまったすっかり忘れていた!

きのこ達のことをやっと思い出しクシェルは顔を引き攣らせた。

「まさかきのこ達が君を招き入れるとはね、温室育ちにし過ぎたかな」

 彼らの警戒心の無さをオレアンダーは少なからず嘆いていた。外からの侵入には強固な魔法を敷いてあるが、逆は考えてなかったらしい。

「きのこ達にちゃんと謝って機嫌を直して貰うんだよ?あんな嘘ついて。泣いてる子もいたんだから」

クシェルはジロリと睨まれた。視線が痛い。

「…うっ」

 そこを突かれると正直痛い。あんな純真な目をしたきのこ達に事情があったとはいえ嘘をついてしまったのだ。

 オレアンダーに渡した報酬からきのこ達にお菓子を買ってやってくれないか交渉したが、突っぱねらられてしまった。きのこ達は体の構造上お菓子を食べることはあまり良くないことのようだ。

 オレアンダーの隠れ家に着くと二人できのこ達の家へと向かった。

辿り着くときのこ達は群がっており、クシェルの姿を見つけると声を上げた。

「みんな、本当にごめん」

 散々期待させて、がっかりしてしまっただろう。可哀想なことをしてしまった。

 こんなことで済む問題ではないが、クシェルは深々ときのこ達に頭を下げた。

『クシェルったら門限になっても帰ってこないから心配したんだよ〜』

『攫われちゃったかと思った』

 嘘をついたことよりクシェルが帰ってこないことを心配してくれているようだ。きのこ達の純真さにクシェルは胸を打たれる。いっそ罵られた方が楽だったが。しかしそれもクシェルの自己満足に過ぎないだろう。

『チョコレート…』

『…キャラメル』

 しかし、一部グスグスと泣きながら涙を溢すものもいた。ぬか喜びで悲しんでいるきのこの姿をみて、クシェルは自分の選択を後悔した。

「ごめん!俺が悪った!」

 平謝りするクシェルを尻目にオレアンダーはうんざりした様にため息をついた。

「いつまでもメソメソしない。そもそも俺に黙ってお菓子を食べようだなんて百年早いよ」

『だ、だってぇ』

 オレアンダーは泣き続けるきのこをついに叱った。しかしその手はきのこの頭を軽く小突いたかと思えば撫でつけたりと思ったより優しい。

「罰としてクシェルには庭の手入れに掃除に雑用の手伝いもお願いするから。それとみんなと思う存分遊んでくれるみたいだから楽しみにしてて」

きのこ達から歓声が上がる。唐突な宣告にクシェルは肩を跳ね上げた。

「は?」

「は?ってなに?言っとくけど君、今はきのこ達より立場が下なんだからね」

氷の様な視線に晒されて、クシェルはぐうの音も出ない。

「今度騒ぎを起こしてみなよ?ここから叩き出して、契約打ち切り。警備隊に突き出すから」

 完全に釘を刺されクシェルは青ざめた。次問題を起こせば途端に身の破滅だ。慎重に過ごさなくては。

「きのこ達はもう一仕事頑張って。新入りクシェルに仕事を教えて」

 オレアンダーは疲れた様に一息吐く。背筋を伸ばしきのこ達に発破をかけると指を鳴らした。途端に色とりどりの金平糖が流れ星の様にきのこ達の周りに降り注いだ。

『わぁっ金平糖だぁ!』

きのこ達はお祭り騒ぎで金平糖に手を伸ばす。

『オレアンダーさま大好き〜』

「今日は特別だよ。寝る前にちゃんと歯を磨いてね」

オレアンダーは背を向けるとその場を去ろうとした。が、踵を返し戻ってきた。

「あ、そうそう君、弟のためへの自己犠牲が度がすぎてる。それやめて、イライラする」

「へ?」

 のんびりとした口調なのにどこか棘のある雰囲気だ。

 なんでもオレアンダーが言うことには、アルファの本能で番を蔑ろにする人間に対し嫌悪を強く抱いてしまうらしい。

 従って自分を労らないクシェル自身への嫌悪感をおぼえ彼の精神的に負担になっているようだ。

「自分を蔑ろにするの禁止、次やったらぶちのめすから」

「それ、なんか、矛盾してないか?」

蔑ろにするなという癖にぶちのめす?訳がわからない。クシェルが首を傾げるもオレアンダーは異論を認める様子はなさそうだ。

「理解した?」

「…はい」

オレアンダーに気圧されてクシェルは応というほかなかった。

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