KAC20241 ＲＴＡ

リアルタイムアタック

　○○には三分以内にやらなければならないことがあった。これはKAC2023のお題だ。

　そう、俺には三分以内にやらなければならないことがあった。

　言わずもがな、ＲＴＡだ。三分以内にこのお題をクリアする必要がある。

　ちなみにＲＴＡとはリアルタイムアタックのことで、ゲームでのクリア時間までを競う競技と考えてくれれば良い。なお、レギュレーションの範囲内であればバグ技やグリッチと呼ばれる方法も認められる割となんでもありに近い世界だと理解していて欲しい。

　しかし、運営も意地が悪い。この〇〇に何かを入れろとは一言も書かれていないのだ。

　つまり、大多数の参加者はレギュレーション違反となることも知らずに投稿を続けるのだろう。

　しかも、今回は更に、自由挑戦課題などという変化球まで投入してきている。

　これも、参加者を惑わす罠だ。

　「全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れ」

　このお題に沿っていたとしても書き出しではねられることになる。それこそバッファローの群れにはねられるが如く。

　というわけで、この課題もクリアである。バッファローがテーマになってない？　文章中にガッツリと書いているし、比喩として使用しているのでレギュレーション上問題はないだろう。

　なお、タグに「KAC20241+」も必要となるのも忘れがちなので気をつけてくれ。

　思うがままに筆を走らせる。いや、キーボードで打ち込んでいるが、三分、つまりは百八十秒であり、レギュレーションによる最低ラインの八百字を超えるには秒間４文字以上は必要となる。

　これはかなり辛い。何かを考えながら書いている暇はない。思考を垂れ流すように書く必要がある。

　ここまでで六百字を超えては来たが、既に残り時間が三十秒を切っていることに気がついてしまった。KAC2024のレギュレーションとしては八百字を超える必要がある。その上、今回はぴったりで賞として八百字ぴったりの作品で参加したユーザーの中から抽