第2章



信玄「あんちゃん鎧カッコいいな!」

ラヴィン「え?あぁ。ありがとうございます...」

秀吉「やめとけ信玄。親戚の集まりの時にダル絡みする爺みたいになってんぞ。」

信玄「そうか?まぁでもあんちゃん強そうだし そりゃ絡みもしたくなるな!がっはは!」

ラヴィン「あ あはは……」

 

だいぶラヴィンが困っている様子。流石にラヴィンが可哀想なので 助け舟を出す。

 

総監「皆。何してるの?」

秀吉「ああ。信玄が朝から呑んじまって

な。それでラヴィンに絡んでよ。」

総監「なるほど。ラヴィン...ラヴィン!?」

 

ラヴィンはいつの間にか消えていた。

 

秀吉「あらら。まぁ...逃げるのは正解だな。」

総監「取り敢えず朝食取ってくるよ。」

 

朝食を取り 一人で済ませる。食堂から出て 温泉に向かう。今日は朝シャンしたい気分。温泉に入ろうとした時。鉢合わせてしまった。

 

?「あ」

総監「え」

?「はぁ..」

総監「えぇぇえぇっ!?」


見た事しか無い姿がこちらをじっと見つめる。

 

総監「シ...シェイクスピア!?」

シェイクスピア「はぁ...そうですけど。何か。」

総監「失踪したって聞いてたけど...」

シェイクスピア「人聞きが悪いですね。情報収集してただけです。」

総監「情報収集..?」

シェイクスピア「コペルニクスから聞いて無いんですね。ジュピターを復活させようとしている組織がある事を。」

総監「それは聞いたな...。でも7ヶ月も?」

 

するとシェイクスピアは呆れた様に溜息をついた。

 

シェイクスピア「まだ分からないんですね。...ラヴィンは私です。変装してその組織に乗り込んで 潜入捜査していただけです。まぁ声も変えていたので 気付かないのも無理はありませんが。」

総監「変装...。」

シェイクスピア「...もう良いですか?私だって暇じゃ無いんです。貴方如きに時間を割いてる暇は無いんですよ。」

 

そう言ってスタスタと歩いて行ってしまった。何と言うか 変わって無くて安心した。

温泉から上がり 髪を乾かし 着替える。脱衣所を出て 執務室へ向かうと 総務とシェイクスピアが会話をしていた。

 

総務「ふむ...その施設か..。」

シェイクスピア「..はい。どうやら近々 この施設も手中に納めるつもりらしく 侵略も計画している様です。」

総務「そうか...分かった。ありがとう。だが以後 勝手に抜け出す事は無いように。」

シェイクスピア「はい。承知しました。」

 

そう言って振り向くシェイクスピアと目が合ってしまった。

 

シェイクスピア「キショッ...何でもありません。ストーカーですか?気持ち悪い。骨の髄まで変態趣味とは思いませんでしたよ。」

総監「いや聞こえてるからね?あとストーカーじゃないし変態趣味じゃない。俺にだって仕事はある。」

シェイクスピア「...何でダヴィンチが貴方を選んだのか。理解に苦しみますね。」

 

そう言って歩いて行った。何だかんだ話は聞いてくれるから嫌では無い。

 

総務「...大丈夫か?」

総監「はい。いつも通りです。」

総務「そうか。」

 

自席に座って今日の仕事に取り掛かる。今日も終わったらゆっくりしよう。



__________第2章 完。

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