星の花

赤いお花のその次に

違う色したお花がほしい


伝えたわたしに君が言う

これはいかがと桔梗の花


君が取り出す桔梗の花

星の形のきれいなお花


青と紫きれいな色と

わたしを見つめる君の目が


わたしが白くなくたって

わたしはわたしというようで


わたしはあわててお礼を言って

お代をはらって触れた指


桔梗のお花をもらってみれば

も一度かすかに触れる指


肌が触れあうよりもなお


どきりとするのはなぜなのか

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る