ヤンデレ幼馴染は負けヒロイン?そんなのかわいそ過ぎるだろ!
鳳隼人
第1話 転生
「やっぱりヤンデレ系幼馴染って可哀想だよな」
俺はいつも通り高校から家に帰る為、駅で電車を待ちながらラノベを読み小さくそう漏らした。
俺自身ラノベ、特に異世界系、頭脳系、ラブコメ系を全般的に好きである。
その中でも俺は幼馴染属性のヒロインが好きだ。
だって幼い頃からずっと一緒にいて片想いされてるんだせ!!羨まけしからん!!
更にそこにヤンデレ属性を加えると俺的にはパーフェクト!
ヤンデレ属性は一般的に引かれる属性で嫌悪感がある人も多い。
理由は愛が重い、やり過ぎる、普通に悪だろ、という理由だ。
しかし俺はヤンデレとはその一人の相手を心から愛する一途な愛の究極体と考えてる。
それを可愛い幼馴染が常に愛を注いでくれるんだぞ!羨ましいことこの上無いよな!!!
「はぁ、ヤンデレ系幼馴染が報われる日が来ることはあんのかな?」
俺は小さく溜め息をつきながらそう言うと後ろから何やら騒がしい声がした。
「ねぇ、どうして私じゃないの!?」
「だから俺はお前のことをそう見れないんだよ!」
「どうして・・・ねぇ、どうしてよ!!」
俺の後ろで一組の男女が何やら言い合いをしている。
「電車が参ります。黄色い線の後ろにお下がりください」
駅のアナウンス流れた次の瞬間。
ドサッ
「え?」
俺は何故か線路へと転げ落ちていた。
目の前に迫る電車のライトが俺にゆっくりと迫ったくる。
ああ、これが走馬灯か。
俺はそう悟った。
そして俺は電車に轢かれて死んだのだ。
***
「
なんだ物凄くうるさい。耳に響くしなんだか周りが物凄く明るく感じる。
「
「はい。あなた、元気な男の子です」
「穂花君。よく頑張ったね」
「ありがとうございますお義父様」
なんだ、誰かが何か話している。
でもなんだろう言葉は理解出来るのに何故か意味が理解出来ないこの感覚は。
「あなた、この子に名前を」
「そうだな。この子の名前は
そう、これが俺の二度目の名付けの瞬間であった。
*鳳隼人です。
今回は久しぶりにヤンデレ幼馴染系を書いていこうと思います。
ただ幼児期から始まるので本番は高校からなので少しお待ち下さい。
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