【超短編】パンチラどうこう以前に、スカートが捲れるのがエロい

黒墨須藤

完璧でない美しさ

またちょっともやっとしたので、今後の意識付けのためにも書きます。

かなりぼかして書いてますので、ちょっとわかりにくいなと感じるかもしれませんが、ご了承ください。


ちょっと考えさせられる出来事がありました。


「ここのシーンはこういう説明がない!だから分からない!構成として失敗なんだ!駄作だ!」

そう彼は言うのです。

しかし私はそう思いませんでした。

確かに「こうである」という説明、しっかりとした描写はないのです。

ですが私は「こうだろうな」という想像が付くのです。


その作品をしっかり読んでいれば、ライブ感以前にある程度理論的に説明が付くのです。

言葉が荒い人ほど同じように駄作と叫んでおりましたが、同じように理解を示す人もおりました。


いわゆる文脈を読む、という奴でもあるんですが、実際全部説明しないと分からない人が増えているんでしょうか?

私としては、あえて書かないことで、読者の想像、つまり考えさせるテーマを投げている、と思っています。

(あるいは、単純にそうした方が盛り上がるから。ちょっとだけ間違った内容にすると否定的な層も読み込んでくれるというテクニックです)


そうした方が美しい、面白いといえないでしょうか。

もちろん数学のように、規則性、理路整然とした美しさもありますが、ミロのヴィーナスのように、ないことが作品の質を上げる、ということもあるのではと思います。


実はもう一つ、今日は気になったところがあったんです。

仮面ライダー。みなさんご存じですよね。

なんか仮面ライダーをモチーフにしたらしいものがあるんですが、見に行ったら仮面じゃないんですよ。

驚きました。顔が見えるんです。


確かに顔が見えるメリットはあります。

視界とかじゃないですよ。イケメンが見えるからです。

仮面被っちゃえば中身なんて分からないですからね。


うーんしかし、個人的に仮面ヒーローっていうのは、

見えないからいいのでは?と思うのです。

特にそれは等身大だから。


等身大のヒーローが戦って、敵を倒したとしましょう。

その仮面の下の表情は見えないんです。

エモくないですか!?

タメを付けると、この時のヒーローはどんな気持ちだったのだろう、と印象付けられるのです。

これは巨大ヒーローだとダメです。

等身大だからいいんです。

敵が家族の仇だった。敵が裏切った仲間だった。敵が洗脳された親友だった。

戦う表情は見えないんです。倒した後も見せないんです。


本当に申し訳ありませんが、これは男の美学であり、男のヒーローだから通じる美学だと思っています。


ぶっちゃけ女性は顔出して戦って欲しい(キモオタ)。


また仮面は絶対見えないわけではありません。

激情で壊れるってシーンもいいんです。

それまで見えなかった表情が、見せてなお戦わざるを得ないとする。

エモい。


そんなわけで、改めて見せないテクニック、頑張りたいです。

当然ですが、何も分からないだとダメですし。


スカートの先に隠してあるデルタ地帯があるから、スカートが捲れることにエモさがあるのであって、ジャージ履いてたらなんも感じませんからね。

まあ私はふとももが見えていればいいのですが。

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【超短編】パンチラどうこう以前に、スカートが捲れるのがエロい 黒墨須藤 @kurosumisuto

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