第29話

電車に揺られ目的地に着くとまだ少し明るかった


時間を潰そうにもこれからのことを考えると余り

監視カメラにも映りたくないので駅周辺を歩いていると


学生カップルの姿が楽しそう笑っているのが目にはいってしまった


ほんの少し前まで自分もそうだったのに


彼らの事が恨めしい


綾華を助けなければとより強く思う


絶対に成功させると


周辺を二周して三周目に行こうとしたところで


駅から、多田野瞳が現れた。











  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る