歌詞2024/03/01

歌詞2024/03/01


結構前のことだけど

とある惑星で遭難していて

宇宙船は再起不能で水も食べ物もない

昔ママが作ったシチュー

死ぬ前にもう一度だけって

涙も出なくて

無線は繋がらなくて星空を眺めてた

ふと東京は今何時だろうと

携帯なんてつかないのに

死ぬことが怖いというより

自分と離れるのがつらい

嗅覚も視覚も味覚も

自分のものじゃなくなる感じ

だからせめて最初からなかったことにしてくれないか


結構前のことだけど

とある惑星で救助を待って

宇宙船は駄目だった

無線だけは助かって

君と繋がった

意識が自分と切り離されていく

霞んだ視界に微かな気配

確かな人の温もりを感じた

これは夢じゃない

僕は生きている

死ぬことはやっぱり怖い

生きてるって自覚をしたから

自分だけは離れないで

自分だけのものだから

だから本当は家に帰りたいんだ


あの時はありがとうと君に

伝えても伝えきれなくて

精一杯 僕は生きるよ

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