第6話-3

追憶の焦点

第2章 陰謀の影


3.次なる展開


、どういうつもりだ?」

「余計な邪魔が入った、期限までに必ず仕留める」

 モナクライナ大使と謎の長身の男は、何やらキナ臭い話をしていた。その矢先、大使館に緊急の連絡が入り…


「…何、皇女が失踪!?」

「………」

 大使が突然のことで驚愕する中、謎の長身の男は動じる素振りを見せなかった。その理由は…


「標的が行方をくらました、どうすれば?」

「焦ることはない、手筈は整っている」

「本当か?」

「あんたは警察に皇女の失踪届を出せ、非公開で捜査するよう伝えるんだ、マスコミがうろつくと動きにくくなるからな」

「分かった…任せて大丈夫だな?高い金を払っているんだ」

「頂いた分だけは仕事するさ、大人しく待っていろ」

 モナクライナ大使と謎の長身の男は怪しい取引をしていた。ミーシャのことに深く関わっているようで…


 その一方で、ミーシャはタクシーを利用して、ある場所に辿り着いた。そこは都内の繁華街の一角であった。そして、これは偶然か、新室も彼女と同じ目的地を目指していた。

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