第25話 あれから☆

「琉生ー、そのダンボール持ってー。マジで重いの」

「はいはい」

「あとこっちも」

「いやちょっと待て、お前なんもしてなくない!?」

「やりました」

「何を?」

「琉生に指示する(笑)」

「いや、笑いながら言うな!」

「wwwwwwwwwwwwwwww」

「ちょっといい?(怒)」

「ハイ、スミマセーン☆」

「カタコトやめてくれる?」

「あ、やっば、あと3分だよ!」

「まじかよおい・・・」

3分後。

「「開店でーす!」」

私達の声が重なる。

すると、ずらーっと並んだ列が動く。

「あ、私、このキーホルダーがいいな」

「俺は、おそろいで」

そう。私達は協力して、女子力の塊のキーホルダーを作ったのである。

開店10年目。

赤字にもならない。

私達は、あ。

「おかーたん、おなかすいたー」

「はい、ごはん」

私達は、自分たちの店や家を作ることができ、子供を授かり、幸せに過ごしている。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

女子力がない幼なじみ もる! @noshirika

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画