第2説 「小説」では満足できない

実は、私でも「小説」を書いたことがある。

それはジャンルで言えば官能小説(成人向けのエンタテインメント)で、読者投稿して雑誌に掲載されたこともある。しかし、これは短篇である(四〇〇字詰め原稿用紙三〇枚程度)。

書けたときは勿論嬉しいし、達成感もあるが、やはり長篇が書けなければと思うのである。また、官能小説でない小説も書けなければ、とも思う。書かないのと書けないのでは違う。

私の書きたいのは長篇小説である。

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