第二章 第三話 襲い掛かるドラゴン

 出てきた料理を食べ終わり、僕とリベットさんは本格的に旅の話を始めた。


「リベットさん、いつ頃この町を出ましょうか?」


「俺は今までこの町で暮らしてきた。だからもう少しだけココのやつらと一緒にいられる時間をくれ。頼むルビーさん」

僕が聞いたとき、リベットさんはどこか寂しい顔をしてそう僕に頭を下げながら答えた。


「僕も村を去るときはとても寂しかったです。リベットさんもこの町を思う存分満喫してから旅に出ましょう」

僕はリベットさんに微笑みながら言った。


それを聞いて安心したリベットさんは「ルビーさん。感謝するぜ」と僕の手を取りながらそういった。


少しの間リベットさんと今後のことについて話、僕は宿へと戻った。


自分の部屋に入り僕はベッドに身を任せ深い眠りについた。

 次の日が来た。

僕はやることがないので新しい依頼がないかとギルドカウンターへ向かった。


ギルドカウンターでは、誰でもいいからこの依頼をやってほしいという人が依頼する場所だ。

まあ大体の依頼がココに載っているわけだ。


ギルドカウンターにつきちょうどいい依頼がないかと探していると、外でたくさんの人の悲鳴が聞こえた。

僕は驚きすぐさま悲鳴があった元へと走った。


「こ、これはいったいどうなっているんだ……」

駆け付けるとそこには悲鳴を上げていた女性と、一体のドラゴンがいた。


ドラゴンはこの全世界でも数少ないSランクモンスターであり、1000年に一度しか人間の住む地域に顔を出さないといわれていたが、なぜか今ここにドラゴンの姿があるのだ。


ドラゴンは僕を見つけると口から炎を出して襲い掛かってきた。

僕は女性をかばいドラゴンの炎を直に受けた。


「体中がやけどで、、、いた、い」

僕はだんだん意識が薄れていった。


「まず、、、い。ここで僕が倒れたら次はこの女性が殺されてしまう。耐えろ」

全身に激痛が走った。


今までで経験したことのない痛みに耐えようとしていることがバカみたいなものだ。

「ここで死ぬのか?」

そんなことを思ってしまう自分がここにいた。

「駄目だ、目をつむるな。ここで僕が死んだら、村のみんなの死は無駄になるだけだ。それに約束したんだ。リベットさんと、必ず帝王を倒すって。だか、ら、、、目をつむるな、って」

僕は一人女性を残しながらドサッと地面に倒れた。

次回予告 やめて!ドラゴンの特殊能力でルビーを焼き払われたら、闇のゲームでモンスターと繋がってるルビーのの精神まで燃え尽きちゃう!



お願い、死なないでルビー!



あんたが今ここで倒れたら、キューピーやリベットさんとの約束はどうなっちゃうの?


ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、ドラゴンに勝てるんだから!

次回 ルビー死す次回もデュエルスタンバイ!(ふざけましたすみません)



                                   つづく

もし読んでくれた人がいて、「もっとこうしたらいいんじゃない」とか、「この文字間違ってるよ」などの、コメントを書いてくれたらとてもうれしいです。

よろしくお願いします。   


                   byネコを愛する小学生(4月から中学生)



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