エピローグ

 後日。いつもの様にカガミが事務所にやってきて、ナビとすったもんだやった後のこと。


「アイーダさん。どうやらあの2人、政府の装備開発局に雇用されたみたいです」


 情報の収集作業をしていたナビが政府広報誌からその記事を発見し、バイオ猫の行動をホロモニターに書き出していたアイーダに共有した。


「ふーん。これ見てみろよカガミ」

「おお」


 作業を中断してそれを確認したアイーダは、クスリ、と笑いつつデスクのホロモニターにそれを投影してカガミにも見せた。


 そこには、少し緊張している様子で背中を丸めている作業着のケイと、晴れやかに微笑ほほえんでいるスーツ姿のレミが並んでいる画像が表示されていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

機械仕掛けの悪魔 -Ghost_Writer- 赤魂緋鯉 @Red_Soul031

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画