第10話

た、大公閣下!? 

ー大公。王族の次に尊い位であり"濃い紺色の目"の持ち主のみ許された位だ。

「大公閣下!?わ、私はチャイルド・ルイスターと申しまs」

「知っている。そんなことよりこいつはなんだ?」

「あ、あぁ、此奴はルークといって黒の目の奴隷です!」

チャイルドは自慢げにいう。

「見て下さい!この目を…は!?あんた、その目…」

「阿呆め。やっと気づいたか。こいつはお前が扱っていい相手ではない!」

(…え?なんで?だって私は黒でチャイルド様は赤のはず…)

そう思っていると男が言う。

「大公家になんたる無礼!やってこいつは俺の子とする!異論は!」

「…ありませんわ」

そう歯を食いしばって言うチャイルドはただただルークを睨んでいた。

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