第3話 言っちゃダメェ~!

『ラブラドール・レトリーバー』[ Labrador Retriever ]


  ――イギリスもしくはカナダ原産の大型犬。ただし国によっては中型犬の基準になる。毛色は明るいクリーム、ブラウン、黒、茶色と赤が混じったような"フォックスレッド"なるタイプもある。基本単色だけどたまーにあるまだら模様がチャームポイント。


 体高(立った時の地面から肩あたりまでにかけた高さ)はだいたい50~60cm、体重は30kg前後と大型犬とするにはもう少し足りない印象。けどデカいヤツはほんとデカい。


 諸説あるものの、最も古い起源は16世紀。北欧やイギリスからカナダに渡った漁船のなかに犬が乗船しており、それらがラブラドールの起源になったと言われています。その子たちの犬種は『ニューファンドランド』や『セント・ジョーンズ・ウォーター・ドッグ』と呼ばれるもので、これらは多くの"レトリーバー"犬種の祖先になってます。


 画像、もしくは動画検索すると幸せになれるよ! ネーミングの由来はこんな感じ


・ラブラドール[ Labrador ]

  ――地方名。カナダの右すみっこ

    グーグル地図検索に『カナダ ニューファンドランド ラブラドール州』で検索だ!

・レトリーバー[ Retriever ]

  英語で『取得者・回収者』を指す

  人が銃で仕留めた獲物を口で咥えて回収してくるしごとから名付けられたよ!


 ラブラドールは地名です。カナダの右はしっこの地域を指す言葉で、グーグルさんに『カナダ ニューファンドランド ラブラドール州』で地図検索かけるとエリアを表示してくれます。


 盲導犬、警察犬、コンパニオンドッグなどまあ活躍しすぎて知らない人はいないレベル。飼い主の言うことをよく聞く『かしこい犬』の代表格扱いされてるけど子犬時代はマジ恐竜(経験談)。好奇心旺盛でどこでもハナをつっこむし常にエネルギッシュであちこち噛みまくるししっぽはブンブンしてテーブルの上にあるものを根こそぎ薙ぎ払うし(経験談


 レトにとっては「あ、ごめんぶつかっちゃった」程度でもチワワにとっては大事故なので他のわんわんと遊ぶ時はめっちゃ気をつかうの(´・ω・`)


 人がトリ公を仕留める狩り(鳥猟)をする際いっしょに仕事したり、仕留めたヤツを回収するわんわんを鳥猟犬などと呼びます。つまりレトリーバーはツバサくんの天敵なんだね。ぷにバード族の焼き鳥ってウマいんかなぁ……


 強靭な身体とスタミナ、活発的で人の言うことをよく聞くのでドッグスポーツなどもチャレンジできる。犬図鑑的な本ではたびたび『初心者におすすめ』と書いてあるけど、現在進行系で黒ラブといっしょに暮らしてる身としては「幼少期の(オブ)やんちゃ(ラート)っぷりに耐えられるならどうぞどうぞ」とだけ助言しておきましょう。さんぽは1日2時間くらいしてあげてね!


ジャパンケネルクラブ(JKC)

ttps://www.jkc.or.jp/archives/world_dogs/2006

国際畜犬連盟(FCI)(英語)

ttps://www.fci.be/en/nomenclature/LABRADOR-RETRIEVER-122.html




 前回、ガルガルしたトリを落ち着かせたはいいもののなんだか弱ってる。なんとかしないと! っとメエメエに相談したところ「ニコガーデンいこうぜ!」って流れになりました。んで、そのまま異世界転移に行くんかなぁ~ ――ってトコで物語が終わった感じだね。


 そして今回、さっそくニコガーデンに潜り込んだひとりといっぴき。開幕いちばん「ひろーい!」はさすがこむぎ犬思考ましましだなぁ。


 こんな広いドッグラン見たことねーわ。んで、いろはもたくさんのどうぶつが行き交うニコガーデンを気に入った様子。いいねぇ、わたしもどうぶつとおしゃべりできるような世界あこがれちゃうなぁ……と同時にオトナらしい思考がちらほらと浮かぶ。


 ここの食物連鎖どうなってんだろ。


 はい、子どもの夢をこわす発言ですねごめんなさい。っと思ったらみんな草食らしいッスよ。なんかダチョウにグミっぽいのあげたらHPMP全快したわ。


 名付けて『ニコの実』。おいしくてニッコニコになるらしいのでわたしも食べたぁ……いやこむぎキミはダメだよ。


 まあでも、ニコガーデン製のグミなら食えるんじゃない? しらんけど。ちなみに『犬が食べちゃダメ』なものはたくさんあります。グミは甘味料として『キシリトール』が入ってる場合が多いよね。人にとっちゃ甘くておいしいし虫歯予防にもなる優れものですが、犬にとっては低血糖に肝不全などまあヤバめな症状で命に関わるのであげちゃダメです。


 グミ自体もちょっと注意がいりまして、犬は噛まずに飲む習性があるのでグミのようなブツをゴックンすると、胃袋や腸に詰まってバタンキューとなっちゃう可能性があるのよ(窒息や腸閉塞などの原因)。


 わんちゃんには大人しくドッグフードを与えましょう。犬に自分で料理してあげてるって人はよほど気遣った食事をしています。自分でチャレンジしたいって方は以下の食べ物に気をつけていただくほか、アナタ自身でいろいろ調べておいてください。


・犬にあげちゃダメなやつ

  チョコレートやココア

  ぶどう、レーズンなど

  ネギ類

  キシリトール

  アボガド

  ナッツ類

  アルコール系

  カフェイン系

  魚介類


 んで、どうしてもグミ食べたいこむぎは裏技発動。なるほど考えたな。


エル「そうだよね! オトナになったら離乳食だけじゃなくてなんでも食べていいだよね!」


 まあ、人間形態になったら消化器官も変わるんだろうね。ちなみに犬は人間と長らく同じ生活をしてきた故か、祖先とされるオオカミより若干人間っぽい消化器官をしています。そのおかげでやや雑食よりになったらしいッスよ。


 グミがおなかに残ったまま犬モードになったらどうなるんだろう?


 こむぎちゃん犬ならではの発想でコップのティーをちょくせつ飲もうとして、はい「アッチィー!」ですかわいいですはい。


 ネコ舌の原因は『より熱さを感じやすい舌先で舐めようとする』ってのがあるので舌先が触れないようにして飲むと案外ラクにイケちゃったりするかもね。


 いろは氏、動物関連のお仕事につく親の子としてなかなかの観察眼をお持ちのようです。ニコガーデンはもともと地球産だったらしいけど、とおい昔『ニコ』さんがニコガーデンというどうぶつにとっての桃源郷へ連れてったようです。


 んで、ある日ニコガーデンに暗闇が襲ってきてニコさんもいろいろなアニマルもガルガルしちゃったようです。


 きっとアレだ、あのアニメ化したマンガ『BEASTARS』みたいな感じで本能が開放されちゃったんだヨ。


「わかんないならムリだねぇ!」 には草を禁じ得なかった。うん、たしかにムリだ。


 いろはにとっては『わかんないコトがあったらさとるくん』という思考回路が構築されてるようです。これは将来有望な動物行動学者がいるようです。けどメエメエくん的には「ニコさまに叱られるからダメェ~」と……いやおれ待てよ?


 ニコガーデンってもしかしてアルカディアじゃなくてディストピアだったりする? ――いや、こういう考察や妄想はまだ早すぎるか。




 なにはともあれ、頼れるさとるくんには相談しちゃダメだそうです。うそがニガテなさとるくん。そしてそんないろはを心配するさとるくん。おやおやぁ~? これは今回のプリキュアもほんのりした恋のおはなしがあるのかぁ?(ニヤけるおっさん


 ほう、さとるくんはうさぎがぴょんぴょんした様子を見て「歩きたい?」と判断したようです。この観察眼はお勉強しないとなかなか身につくものじゃないねぇほんと将来有望だわ。


 いろは、プリキュアの宿命である"ないムネ"に手を握りしめてモンモンとしています。そしてさとるくんもいろはの異変に気づいている様子。とても心配してるねぇ……。


 おめーらもう付き合っちゃえよ。


 さて、だいふくさんが茂のナニカに気づき足をトントンさせました。わたしはウサギについてよく知らんのですが、ウサギが足をトントンする様は『スタンピング』といい、興奮したり身のキケンを感じたり「なんかヤベーぞ!」と周りに知らせる意味もあるようです。


 んで、大福につられて茂みを覗いたらはい見つけちゃったよナゾの黒いタマゴ。


 これで当事者だね☆


 博識さとるくん。さっそくメモ帳を取り出しタマゴの特徴を書き書きしているようです。触れようとしたところ大福ちゃんが猛反発。のけぞるほどイヤがってその場を離れようとしていますね。今のとこさとるくんは『善き助っ人』的な立ち位置だけど大福くんは果たして『ただのウサギ』のままでいられるのでしょうか?


 一方、いろはとこむぎはブラッシングたーいむ。彼らは嗅覚というか経験というか体感というか、まあとにかく本能的なナニカを頼りにガルガルを探していくようです。これさとるくんに助けてもらったほうがいいんじゃないか? ほら、さとるくんほんっと専門書レベルの書籍たくさん持ってるし良さげなスペックのPCもってるし――その年頃の子だったら親に言えないようなちょっとえってぃな本とか検索とかしてるだろうにこの子はほんっと純粋でもう(浄化されていくおっさん


 っていう冗談は置いといて、さとるくんはパソコンもしっかり使いこなせてるんだねぇ~えっとどんなワードで検索かけてるんだこれ?


 かろうじて『動』はわかる。そのさきは――『鬱』に見えるのですがそれは。さいごは『卵』かな?




 休日は犬とたっぷりあそべるね!


 さっそくガルガル探しをするふたりは河川敷へ。んで川を泳ぐアヒルの親子。これはまさに『みにくいアヒルの子』じゃねーか。あれどんな物語だったっけなーたしか実は白鳥だったぜ☆ みたいな感じだった気がするあまり覚えてないや。


 みなさんご存知、トリさんは卵から孵ったらさいしょに見たなんかを『親』と認識して後くっついてくので、場合によっては親鳥以外を親と認知した例もあったりしますね。


 んでガルガルの卵も無事孵った模様。その様子を確認したさとるくんの後ろに忍び寄る魔の手。さとるくん大ピンチ!


 一方、いろははおバカキャラであることを視聴者にアピールするのでした。なんてボケてるヒマはなくてですね、えーこむぎちゃんご自慢の嗅覚でガルガルを発見していざ特急していきましょう!


 今週のガルガルはうさぎさんです。うさぎと言えば『脱兎』という名に恥じない強靭な足腰だよね。跳躍力も凄まじく、ほらさとるくんのことをあっさり飛び越えてしまいました。


 窮地に立たされたさとるくん。ガルガルを鎮めにきたいろはとこむぎ。互いに信頼できる友だちであり、そんな友だちの窮地に気遣って方や「はやく逃げて!」と叫び、方や自身の正体を明かすことをためらわぬこの絆。


 とってもいーわぁ。


 さて、女児がよろこぶ変身シーンに参りましょう。背景でいろんな動物があるってるね。フレンディの場合いろいろな動物たち。ワンダフルの場合は犬が中心のようです。


「隠し事ってコレか!」と納得顔のさとる。しゃべる犬ってさとるくん的にはどう解釈するんだろうなぁ。


 まあなにはともあれガルガルタイムですよ。ちなみに、わんちゃんもうさぎさんも、その他多くの動物たちも基本『しっぽを触られるのはイヤ』です。


 しっぽは多くの神経が集まってるトコなのでヒジョーにビンカン。そりゃあ身も知らぬ輩に触れられたらああなりますわね。


 さとるくん、相手が自分が飼育してる大福と同じ種類なのに「相手はキケンな生き物だよ!」と言いましたね……これ、実はとても大事な考え方です。


 犬でもウサギでもなんでも、こやつらは人間とは別の生き物なんです。たしかに常日頃から仲良く暮らしてるけど、何かの間違いでガルガルしちゃったりなんだったりすることもある。人間だってストレスが溜まってつい叫んじゃったり、他人に対してヒドい言葉を発しちゃう時だってあるでしょ?


 どうぶつたちがガルガルのような状態になってるときは近づいちゃダメ。そういうのを知ってるから、さとるくんはこういった言葉をチョイスしたのでしょう。


 うん、わたしさとるくん好きだわ。


 が、ガルガルしてるってことはつまり『何かしらの理由がある』ってこと。それをなんとかしてあげたいってのがフレンディのフレンディたる所以なんでしょう。ガルガルモードのうさちゃんに臆することなく近づいていきます。


 もしかしたら、ガルガルが逆上して自らを傷つけるかもしれない――フレンディはそういう覚悟もしてるんだろうね。ウサちゃんは撫でられるのがすき。頭から背中にかけて、毛並みに沿ってやさしくよしよししてあげましょう。


 わたしもふたりに撫でられt(ry ――冗談はよしといて、まあオトナになっても誰かに褒められたいとか認められたいっていう欲求はあるものだよね。っていうか『なきゃいけない』と個人的には思ってます。


 そしてナデナデされ満足したガルガルは、もとのちっこいウサギに戻りました。語尾に「キラッ」をつけたメルヘンちっくなウサギかぁ。おそらくメエメエと同じようになんか事情通なのでしょう。


「へぇ……プリキュアっていうんだ」ケンキュウシャモード


 ウサギは『きらりんウサギ』という種類だそうです。なるほど、これはきらりんしてるわしらんけど。


「ニコの実をたべればゲンキになる?」チテキコウキシンノカタマリ


 これはメエメエおこですわ。おこった羊モードのメエメエかわいいじゃん。ちょっとモフモフさせてくんない?


 さとるくん、動物にくわしいだけでなく交渉術も達者なようです。誠実でやさしいこころをもったさとるくんに感激するメエメエ。わたしも『やさしくてちゃんと話を聞いてくれる人』だいすきです。


 いろはがさとるを気遣います。まあ確かに危ない目に遭う可能性は否めないけど、これは子ども向けアニメだからさ、こう、たとえばいろはをかばってガルガルの突進攻撃で胸を貫かれたァ! 的な展開はないからダイジョーブです。


 子ども向けアニメはそういう点で安心して見られるからいーよね。さとるくんにはこれからも協力な助っ人として期待しましょう。ついでに大福の活躍にも期待? しておきましょう。




 次回はプリティホリックでドッタンバッタン大騒ぎするようです。あそこは犬連れOKなのかな? ――化粧品店とかって犬ダイジョーブなの? おけけ的な意味で。ちなみに介助犬とかの類は『入ること断っちゃダメだよ』という法律があったりします。気になる方は『身体障害者補助犬法』とかで調べてみてね。


 プリティホリックということは猫屋敷家に乗り込むのでしょう。いよいよ次の戦士紹介コーナーってことだね。わたしは知ってる。キミたちはまだ公式サイトの『とりまくひとびと』で紹介されてるけどあと2、3話くらいで『プリキュア』のページに引っ越すんだってことを。


 まずは彼女たちの人となりを知ることから始めていきましょう。そしてみんなだいすき『あなたのおうちの わんだふる❤』コーナー。


 ダアアアアアアックス!! あの胴長短足スタイルがなんとも言えないかわいさなんじゃああああ!! ――あ、いやかわいいわんこを見るとこうなっちゃうので、ええ。


 あ、ねこもウサギもかわいいですね。いや嫌いなワケじゃないんだ。ただ犬が好きすぎるだけなんだ。ダックスは日本でも人気のわんわんだから、今後冒頭の犬種紹介コーナーで取り上げるでしょう。その時まで語るのは控えときます。


 いやー今回も癒やされまくる30分間でした。いろはやこむぎだけじゃなく、今回はさとるくんの魅力もたっぷり詰まってましたね。わたし自身、彼のような動物好きでしっかり勉強してる方は尊敬するし好感がもてます。っていうか好きです。


 プリキュアから、そしてたくさんのアニマルからもらったゲンキを胸に、今週もおもしろおかしくやっていきましょう。

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