小さな世界の攻略本

はじめに

この攻略本を覗いて下さってありがとうございます。

はじめにここではどのようなことが書かれているのか説明します。

紹介文に『生きるって何だろう？』『人生って何だろう？』

と、いったようなことについて掘り下げるとありましたが

抽象的すぎて、内容がいまいちイメージしづらい、という方も

いらっしゃるかもしれません。

なのでどんな風に掘り下げていくのか？

について書いてみたいと思います。

説明が多少くどいので読みたくない方は

最後の【推奨する読み方】だけご覧下さい。

【どんな風に掘り下げているの？】

まず一つ主題（テーマ）を決めて

これはどうしてこうなんだろう？という理由を考えていきます。

理由を出したら、その理由の理由を考えていきます。

そうして何度も理由に意味を見出すことを繰り返して

もうこれ以上は掘り下げられない、といったところで

この作業を終えます。

卵が先か鶏が先か、といった話のようにこの作業に

終わりなんて来ないように思えるかもしれませんが

これは主題（テーマ）を意味（パーツ）ごとに分ける『概念の解体』のようなもの。

世界にだって、容量やそこに含まれるものの限度があるので

この作業には必ずどこかで終わりが来るのです。

その終わりは、この世界で初めから定まっている法則（ルール）まで行きつくと現れます。物理法則とかありますよね。

世界の根本的な法則は絶対的で(変わったら厳密には違うものになるので)

なにより純粋な概念(混じりけの無いという意味)なので

ここまで行きつけばそれ以上何も出来ない行き止まりになるのです。

もちろん、私たちの営みはその法則の上で成り立っています。

私たちの行為はそれらが組み合わさることで元の純粋な法則から派生した、事象なのです。

小難しい単語を使ってばかりで全然分かりやすくならない、

どんな風に掘り下げていくかの説明からちょっと脱線していないか？

そう思わせたなら、ごめんなさい。筆者にこれ以上

分かりやすくできる能力はありません。許してください。

さきほどの話から何が言いたいのかというと

全てのものに世界の法則が適用されているなら

主題（テーマ）にしたものの元を辿ると必ず世界の法則があることです。

つまり元を辿った先の純粋な法則は主題（テーマ）の存在の根幹で

主題（テーマ）から根幹にある法則までのプロセスは主題（テーマ）の

具体的な存在構成の内容であるということ。

『人生って何だろう？』『生きるって何だろう？』

それが分からないのは人生という主題は身近にあっても

私たちにとって人生の根幹にあるものが遠いせいなのではないのでしょうか。

近くにあるものはそれが何であるのか分かりやすく

遠くのものはそれが何なのか分かりづらくなりますよね。

間に挟まるプロセスが長く(多く)なればなるほど

存在が複雑になり主題と存在の根幹が遠くなります。

世界の長い歴史（プロセス）を歩む内に法則（過去の常識）

から遠ざかり、忘れていくように。

本来なら忘れてしまったとしてもまた、今に至るまでの

過程を辿っていき、自身で答えを見つけるものです。

ですが一人では全て辿っていくことに長い時を費やすことになるでしょう。

せっかく答えを見つけても、そのままでは見つけだした

人間一人の人生の中だけにしか残りません。

その人が死んでも世界はまだ続くのです。

なのでここでは存在の根幹はどんなものなのか

といった根本的な概念に沿ったお話をしていきます。

どうせなら早く答えが知りたい～！

出来ることなら短時間で済ませたいんだ！

隣のやつ解くの早いな、よしまだ書いてないとこ写そ

攻略本はそんな人のための、一部回答が記入された宿題のようなもの。

…あるいはいつかのどこか。

小さな世界で必死に生きている、小さな存在の記録でもあるのです。

【推奨する読み方】

当然初めから順番に読んでいくことがおすすめではありますが

読みたい項目が違う事もあると思います。

攻略本は本題にショートストーリーを用いているので

読みたい項目のショートストーリー➡読みたい項目

の順でさえあればどの項目から読んでも大丈夫です。

また、エッセイに興味がなければショートストーリーだけ

楽しむことも可能です。

※ショートストーリーは本題のエッセイに用いるものなので

物語としては物足りなく思うこともあるかもしれません。

大らかな心で見守って頂けると幸いです。