『100人が住む町』が教えてくれた大切な約束

だいずママ

『100人が住む町』が教えてくれた大切な約束

僕は明日、最後の日を迎える。食べ放題が半額になる“小学生”という、子ども部門のピラミッドの頂点に立つ小学6年生が終わるんだ。


明日が来たら、小学生でも中学生でもない、宙ぶらりんの12歳になる。僕が通うことになっている中学校は小学校のすぐ隣にある。よく見かける近所の中学生はちっとも楽しそうに見えない。小学校はこんなに楽しいのに。考えると不安でいっぱいになって、お腹がいたくなる。


キーンコーンカーンコーン。

チャイムの音とほぼ同時に「ガラガラ」とドアが開いて、優しいぎょろ目がこちらを向きながら入ってきた。こげ茶色の手には何やら厚いプリントの束を持っている。


「皆さん、おはようございます!」


ぎょろぎょろした大きな目に、こげ茶色の肌。髪の毛は黒いけど天然パーマみたいに渦を巻いている。この学校に着任してきて早々、6年2組の担任になったジア先生は、日本人ではない。先生ってホント、日本語が上手だよな~。奥さんが日本人で日本国籍だって言ってたけど、どうして日本で先生やってるのか、やっぱ気になるよな~。

そんなことを考えていたら、先生が話し始めた。


「皆、明日は卒業式だな。つまり、この5限目は、6年2組の最後の授業ということになる。きっと明日はゆっくり皆と話す時間はないだろうと思ってな、最後は皆で授業の思い出を作りたいと思って、こんなものを用意した。まぁ、とりあえずプリント用紙を配るから、後ろに回していってくれ―。」


回ってきた用紙は冊子の形になっていて、表紙に”100人が住む町”と書いてある。



「皆、受け取ったかー。とりあえず最初の1ページ目を読んでから説明するから、読んでー。」



1ページ目-----------------------------------------------------

 ある町の町長さんから、こんな相談がありました。


 私の町には100人の人が住んでいます。


 私は、町長として、この町をよくするため

 町民のことをよく知らなければならないと思い、

 調査を行ってきました。


 ところが調べれば調べるほど

 謎ばかりが出てきてしまう。

 

 どうか、私と一緒にこの村の謎を解き明かしてください。

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「とういうことで、これは簡単な計算問題やクイズを解いていきながら、100人の人が住んでいる町の調査をしていって、町の謎を解くっていう、まぁ、謎解きみたいなもんだ。どうだ、面白そうだろ。最後の授業はこの謎解きを皆でしたいと思う。」


―謎解きは超得意!よっしゃ~


「早速、問題が始まるぞ~。2ページ目を開いて!」



2ページ目-----------------------------------------------------

 100人のうち…男の人が50人。女の人が□人です。

 100人のうち…大人が66人。子どもが□人。お年寄りが9人です。


 ※子ども15歳未満/お年寄り65歳以上

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―これは簡単すぎだろ。もしかして、謎解きじゃなくて、ページが進むごとにだんだん難しくなっていく計算問題集だったりして。


「さすが6年生! 皆できたな。小学2年生レベルの問題だったか~。あはは。じゃあ、次のページに行こう!」


  男の人が50人、女の人が50人。

  大人が66人。お年寄りが9人。だから、子どもが25人。




3ページ目-----------------------------------------------------

 100人の人種はバラバラです。


 100人のうち…60人が□□□人。15人がアフリカ人。

 14人が北アメリカと南アメリカに住むアメリカ人。

 11人がヨーロッパ人です。


 みんなと同じ□□□人が一番多いようですね。

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―今度は社会か? ってことは、日本人だ!


「よ~く考えろよ。11人がヨーロッパ人って書いてあるけど、ヨーロッパって国じゃないよな。大陸だぞ。日本は何大陸にある?それを考えれば…」


―あっ、アジアだ! やばかった、ひっかけ問題もあるのか。


  60人がアジア人。15人がアフリカ人。

  14人が北アメリカと南アメリカに住むアメリカ人。

  11人がヨーロッパ人。



4ページ目-----------------------------------------------------

 100人は話す言語もバラバラです。


 100人がそれそれ最初に覚える言語は…

 12人が中国語。6人がスペイン語。4人がヒンディー語。

 5人は、君がいま授業で習っている□語。


 残りの人たち□人は、アラビア語、フランス語、ロシア語、

 インドネシア語、ドイツ語、日本語などいろいろな言語を話ます。

 たくさん種類の言葉が飛び交っています。

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―よし、日本語は出てきてるから、ここは"英語”しかないでしょ! にしても、言語が多すぎ。これでどうやって会話するんだ~?? あっ、閃いてしまった。この町では最先端の翻訳機みたいのを使って、普通に会話してるんじゃ…これは未来の話ってことなんじゃないのか。


「皆が最初に覚えた言葉は“日本語”になるかな。残念ながら、この100人の町では日本語が話せる人はあまりいないみたいだな。先生は“ウルドゥー語”を最初に覚えた。聞き馴染みがないだろー。ちなみに、世界には3,000~7,000も言語あると言われているんだぞ~。複雑すぎて正確に分からないらしい。面白いよな。」


  12人が中国語。6人がスペイン語。

  4人がヒンディー語。5人が英語。

  残り73人はアラビア語、フランス語、ロシア語、

  インドネシア語、ドイツ語、日本語など

  たくさんの種類の言葉が飛び交っている。



5ページ目-----------------------------------------------------

 100人は普段の日常生活では英語を使って

 コミュニケーションを取る人が多いようです。


 みんな言葉を使って話すことはできるのですが、

 言葉の読み書きができる人は、100人のうち83人です。


 つまり、読み書きができない人が、□人いるのです。


 読み書きができるということは、この町では

 あたりまえのことではないのです。

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―読み書きができない人が17人もいる、って、多くないか? 未来の話かと思ったけど、読み書きができないっていうのは考えにくいよな。えっ、逆にめっちゃ昔とか、過去の話だとか。あっ、また閃いた! AIが発達した未来は、読み書きができなくなっちゃってるとか。うわ~、謎解いちゃったかも!


「ここにきて、一番のざわつきだな。確かに、ここ日本では、読み書きができない人の方がはるかに少ない。君たちも小学校に入って、あたりまえのように、ひらがなの読み書きを勉強し、さらには計算までできるようになった。だからこそ、今、この謎解きができている。本当に素晴らしいことだ。謎が少しずつ解けてきたか~。よし、次のページに進んでみよう。」


  読み書きができる人が83人。

  読み書きができない人が17人。



6ページ目-----------------------------------------------------

 町の人たちの健康診断の結果がでました。


 100人のうち…

 栄養が足りていない人が11人いました。


 ところが、反対に太りすぎの人が13人いるようです。


 ちょっと、不思議だと思いませんか?


 ※太りすぎ=肥満(BMI 30以上)

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―ここは穴埋めがないページか…。太ってる人と痩せてる人がいるのは、別に不思議じゃないよな。今と変わらない気がするけど。


「ここには、“栄養が足りてない”って書いてあるから、皆が想像するような“痩せている人”とはちょっと違うからな。気をつけろよ~。給食のような食事をちゃんと食べていれば、普通は栄養が足りていないという状況は起こりにくい。一方、太りすぎの方は、BMI 30以上と書いてあるから、これは見た目からも、かなり太っている人というイメージになるぞ。町長さんの言う通り、確かに、同じ町に住んでいるのに、こんなにも正反対だなんて、不思議だよな~。」


  栄養が足りていない人が11人。

  太っている人が13人。



7ページ目-----------------------------------------------------

 町の人たちの暮らしぶりを調査してみました。


 100人のうち…

 家に屋根がない人が23人。


 100人のうち…

 電気が使えない人が22人。


 100人のうち…

 安全な□が飲めない人が13人いました。


 君はどんな家に住んでいて、どんな生活を送っていますか?

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―えっ、屋根がないって意味が分からない。雨が降ったらどうするんだ? もしかして、この町は雨が降らないってことなのか?


―電気が使えない人が22人って、ゲームもYouTubeもみれないじゃん。はは~ん、未来は電気の力がなくても生活できるってことなんじゃないのか? 屋根がないっていうも、空全体に屋根みたいなものがあるとか、1日中太陽が出ていて明るいとか、そういうことなのか?


―3つ目のは、安全な□が飲めない…飲めないだから、”水”だよな。未来の水は汚染されてるって意味なのかも。


「皆の家には屋根があるよな。電気もあって、エアコンもついているし、テレビもインターネットも使えるよな。水道の蛇口をひねれば、きれいな水だって出てくる。屋根と電気に関していえば、この町の約25%の人は、それがない生活をしているってことになる。

確かに、皆が想像しているように、太陽が出っぱなしで毎日晴れている町なのかもしれない。そもそも、地球とは環境が全く違う、ほかの惑星の話だとか、そう考えれば、安全な水がない環境っていうのも合点がいくか?

そうそう、この地球上では、水道の水が飲める国は世界で15か国しかない。知ってたか?ドイツやスイスなどヨーロッパの主な国と、日本だけだ。中でも日本の水は世界一きれいだと言われている。僕も日本に来たとき、水道の水がびっくりするくらい透き通っていて、とてつもなくおいしくて、それはそれは本当に感動したもんだ。」


  家に屋根がない人が23人。

  電気が使えない人が22人。

  安全な水が飲めない人が13人。



8ページ目-----------------------------------------------------

 町の子どもたちの様子を見てみると

 □人いる子どものうち…

 小学校や中学校に行っていない子どもが7人いました。


 そのうち2人は、働いていました。


 7人の子どもの多くは、お金がなくて、

 貧しいことが理由で、学校に行っていないようです。


 君は学校に行っていますか?

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―子どもが働くっていうのは、未来の子どもは起業家になるって考えれば、あり得るんだけど…。でも、貧しいから働いているって言ってるし、お金がないから学校にも行っていないっていうことだよね。あ~よくわからない。うちも金持ちではないけど、お母さんは給食費しか払ってないって言ってたし…。


「皆、ちょっとこわい顔になってるぞ。この村の子どもの人数は、一番初めの問題のところで出した答えをそのまま当てはめるだけだから、25人。小中学校に行っていない子どもが7人ということは、約3割の子どもが学校へ行っていないってことだ。

いわゆる不登校というと、無気力とかいじめとか心の病気とか、そういうワードを思い浮かべるけど、ここではそうではない。貧しいことが理由とある。しかも、2人の子どもは貧しさゆえに働いている。これにはどういう意味が隠されているんだろうな~。

知っての通り、皆にとって、小中学校は義務教育だ。授業料を払う必要はないし、日本に住んでいれば、すべての子どもが小学校に入学して、勉強ができる権利がある。でも、日本でも学校へ行かないという選択をしている子どもはたくさんいるよな。

この100人の人が住む町の子どもたちは、どんな気持ちで学校へ行っていないんだろうな~。」


―なんか、変だ。これが未来? こんな未来いやだ! やっぱりジア先生の言う通り、地球の話ではなく、僕とは関係のない、どこかほかの惑星の宇宙人の話なんじゃないか?! その方がいい!


  25人いる子どものうち、

  小学校や中学校に行っていない子どもは7人。

  そのうち2人は働いている。



「ちょっとここで、一旦、謎解きは休憩にしよう。皆と話せる時間も残り少ないから、今日はちょっと先生の子どもの時の話をしたいと思う。」


そう言って、先生はゆっくり目を閉じて、深呼吸をした。

先生がどこから来て、どうして日本で先生をやっているのか、クラスの皆はずっと知りたがっていた。でも、これまでいくら聞いても、先生ははぐらかすばかりだった。だから、ついにこの時が来たとばかりに、クラスの皆は身構えた。張り詰めた緊張感と静寂が教室を包んだ。


先生は大きな目を開いて、穏やかに話し始めた。


「子どもの頃、僕の家は裕福ではなかったけど、家の手伝いや弟たちの面倒をみながら、学校に通っていたんだ。僕はたくさん勉強をした。なぜなら、たくさん勉強をすれば、いい仕事ができて、お金がいっぱいもらえると思ったからだ。


ところが、僕が10歳の時、住んでいた町で大きな争いが起こった。そのせいで通っていた学校は壊れてしまった。家は壊れなかったけど、以前のような安全な生活はできなくなり、学校にも通うことはできなくなった。僕は、今日一日を生きるために、弟と一緒に水を運んだり、時には仕事をもらいながら、毎日を過ごした。時々、学校のことを思い出しながら、もう叶わない願いだとあきらめていたよ。


そんなとき、ある人と出会ったんだ。その人は僕にこう言った。


『一人の子ども、一人に教師、一冊の本、

 そして一本のペンが世界を変えられるのです。』と。

       引用)マララ・ユサフザイさんの国連本部スピーチ 2013年7月12日


それさえあれば、そこはもう学校。学校は未来をつくるためにあるものなのだと教えてくれたんだ。


僕は働きながら、その人に勉強を教えてもらうようになった。僕の学校ができた。本当にうれしかったよ。


そのうち、一緒に勉強したいという子どもたちがたくさん集まるようになった。ともに学び、遊び、話し合える友だちがたくさんできた。弟のように一度も学校に通ったことがない子どももたくさんいたから、僕は自分の知っている知識はすべて教えたよ。気がつけば、皆の学校になっていた。


月日が経ち、僕に、小さな思いが一つずつ芽生え始めた。


「勉強を教えるのって面白い」

「もっと人の役に立ちたい」

「学ぶことの素晴らしさをもっと知ってほしい」

「先生みたいになりたい」


そんな僕の気持ちに気づいた先生は、

『きみは学校でたくさん学び、多くのことを知り、行動することをやめなかった。作りたい未来が積み重なり、教師という一つの夢ができたんだよ。』と言ってくれた。


僕はずっと、自分は学校で勉強をしていると思っていた。でもそれは違ったんだ。僕は学校で未来を探していた。未来が夢となった。教師という一つの夢を見つけたんだ。


あれから、先生といろんな国に行ったな~。日本の美しさ、不思議さに興味を持って一人でこっちに来てからは、日本語学校に通いながら大学に入って、アルバイトを掛け持ちしてたな。震災のボランティアで会った子どもたちに勉強を教えたことは忘れられない思い出だ。その縁で今の奥さんとも出会って結婚したしな。この辺の話は、君たちがもう少し大きくなったらだな。」


―今の先生は幸せそうだ。でも、子どもの頃の先生は苦労していたんだ。そう思うと、なんだか先生が無理して笑っているようで、かわいそうに思えた。


「よ~し、じゃあ、謎解きの続きをしようか。」



9ページ目-----------------------------------------------------

 ここまで一緒に調査してくれて、ありがとう。

 さてここで一つクイズを出してもいいかな?


 きみが住んでいる世界には、何人の人が住んでいるのか、

 知っているかい?


 □億人。


 インターネットを使って、リアルタイムの人口数値が

 表示されるサイトで検索すると面白いですよ。

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「みんな、タブレットを出して、調べてみよう!

 『世界の人口 リアルタイム』で検索すると、どうだ? 」


―約80憶人。リアルタイム表示だと数値がどんどん上がっている!


「日本の人口は約1億2千万人。世界の人口は80憶人を超えている。人口が一番多い国は、インドと中国で、それぞれ14憶人もいる。世界の人口の3人に1人がインド人か中国人のどちらかということだ。この人数は今も増え続けているんだぞ。」


  世界の人口は約80憶人。




10ページ目-----------------------------------------------------

 きみの世界の人口は毎日変わり続けているようですね。


 私の町の人口も変わり続けているんですよ。


 なぜなら、きみの世界と同じ、

80のですから。

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―あれ? 100人の町って話じゃなかったっけ? 80憶人が住む町…。



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 謎は解けましたか?


 きみがこれまで一緒に調査してくれた

 100人の人が住む町の話は、


 【きみが住む、約80憶人のこの世界が、

  もし100人の町だとしたら…】と考え、

 

 ”世界にはどんな特徴や個性を持つ人がいるのか?”

 ”世界の人々が、今、どんな暮らしをしているのか?”

 

 そんなことを100人という数字を使って

 分かりやすく表現した、すべて真実の話だったのですよ。 

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―全然、未来の話なんかじゃなかった。

学校に行けない子ども、あれは先生だ。世界にはかわいそうな人がたくさんいる。僕らは何の苦労もせずに学校に行けてるし、ご飯も食べて、やりたいことをできている。僕は恵まれてるんだ。そういう話だろ。


謎が解けたのに、クラスの空気は重かった。

その空気を変えるかのように、先生は、強い口調で声を張り上げ言った。


「この話は真実だ。今、この世界で起きている現実だ。

ただ一つだけ勘違いしないでほしい。僕は、君たちがどれだけ恵まれているかを知れ、ということを伝えたいんじゃない!」


そして、また穏やかないつもの口調で丁寧に話だした。


「いいかい。この広い世界で、一人の人間が知っていることなんて、ほんのわずかだ。ピラミッドはどうやって作った? 宇宙人はいる? 地震は予知できない? なぜ戦争はなくならない? もっとたくさんのことを知ってほしい。僕はそのために学校があると思っている。学校は未来をつくる場所なんだ。

皆はどんな未来を作りたい? といっても、はっきりと思い描けない人がほとんどだと思う。これから中学生、高校生…と成長していく中で、いろいろなことを学び、挫折と希望を繰り返しながらたくさんの経験をすることだろう。

もしかしたら、心がくじけてしまいそうな絶望を経験することがあるかもしれない。僕が日本の震災のボランティアで出会った子どもたちのように。

それでも、探し続けてほしい。ゆっくりでもいいから。 "自分がどんな未来を作りたいか" を探し続けていってほしいんだ。そうやって少しずつ積み重ねて思い描いたその未来が、絶対に夢という形になっていくから。お願いだ。先生との約束だぞ。」


そう言って、先生は最後のページを温かくも力強い声で読んだ。



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 世界は広い。知らないことが本当にたくさんあります。

 

 君たちが今どこにいたとしても、


 たくさん学び 多くのことを知り 夢を探し続けてください。


 君たちの未来を心から応援しています。


 卒業おめでとう。

 

                    ジア先生より

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