夢と現実

第16話 女子ジャンプ-3

続きです！　完全に個人の趣味です。　興味無い方はスキップを！

＜レジェンド編＞

★サラ・ヘンドリクソン（アメリカ）：初代チャンプ

94年ソルトレイクシティ出身。2011/12シーズンに女子ワールドカップが創設されると13戦中9勝、2位3回という圧倒的な成績で総合優勝を達成した。

2012/13シーズンは4勝に留まりW杯総合優勝は高梨に譲ったが、世界選手権では高梨を破り、金メダルを獲得した。2013年8月に膝の靭帯を損傷しその後は度重なる怪我もあり活躍はできず2021年に引退、しかし栄光の初代チャンピオンであった。

2012年頃は高梨とともに二人のサラとして話題に上がったものだった。

★カリーナ・フォークト（ドイツ）

ワールドカップでは高梨になかなか勝てず、2位、３位が多かったが、

2014年ソチオリンピックで優勝し、女子初代金メダリストとなった。

2014/15シーズンの第5戦蔵王で初優勝、世界選手権でも優勝。

2019年7月、練習で転倒し十字靭帯を断裂した、その後も怪我に苦しみ、2022年5月現役引退を表明

★イラシュコシュトルツ（オーストリア）　1983年11月生まれ

元祖、がんばるお姉さん。超ベテランとして女子ジャンプの国際大会が始まった1999年から、常にトップクラスの成績を残した選手であった。

15歳でFISレディース初回から出て総合3連覇、コンチネンタルカップ47勝、

2009-10シーズンと2010-11シーズンに連続して総合優勝している。女子初のオリンピックソチでは、銀メダルを獲得。2014-15年シーズンワールドカップで5勝を挙げ、総合優勝。翌2015-16年シーズンも総合2位。　

一方、サッカーではゴールキーパーとしてFCヴァッカー・インスブルックの女子チームに2017年夏まで所属していた。私生活ではレズビアンであることを公表しており、2013年に女性のパートナーと結婚した。

●マーレン・ルンビ（ノルウエー）94年9月生まれ

2011/12シーズンのワールドカップの初戦から参加していたが、2本の内１本だけものすごいジャンプをすることで注目していた。

急成長したのは2016/17シーズン。計4勝を挙げ、総合3位となった。

2017/18シーズンは、9勝など15戦全てで表彰台に上がり、ワールドカップ総合優勝となるとともに平昌オリンピック女子ノーマルヒルでも金メダルを獲得した。

2018/19シーズンは、やや出遅れたが第11戦から6連勝し、終わってみれば12勝を含む19回表彰台に上がり総合連覇を達成した

2019/20シーズンはキアラ・ヘルツルやエヴァ・ピンケルニヒの台頭で苦戦したものの5勝し、3年連続総合優勝を果たした。

2020/21シーズンは初戦から苦戦し表彰台登壇さえなかったものの、世界選手権で復活し、ノーマルヒル銀メダル、ラージヒルでは金メダルを獲得した。

ワールドカップ通算30勝で、好調時は他を圧倒して寄せ付けない強さがあった歴代最強といっても言い選手である。

-------------------------------------------

ワールドカップ年度 総合１位(優勝)／総合２位／総合３位

2011-12年 ヘンドリクソン 1169pt／イラシュコ 779pt／高梨沙羅　639pt

2012-13年 高梨沙羅 1297pt／ヘンドリクソン 1047pt／マテル 823pt

2013-14年 高梨沙羅 1720pt／フォークト 806pt／伊藤有希 759pt

2014-15年 イラシュコ＝シュトルツ 1007pt／高梨沙羅 973pt／フォークト 672pt

2015-16年 高梨沙羅 1610pt／イラシュコ＝シュトルツ 1139pt／ブティッツ 908pt

2016-17年 高梨沙羅 1455pt／伊藤有希1208pt／ルンビ 1109pt

2017-18年 ルンビ 1340pt／アルトハウス 928pt／高梨沙羅 916pt

2018-19年 ルンビ 1909pt／アルトハウス 1493pt／ザイファルト 1451pt

2019-20年 ルンビ 1220pt／ヘルツル／ 1155pt／ピンケルニッヒ 1029pt

2020-21年 クリジュナル 871pt／高梨沙羅 862pt／クラマー 860pt

2021-22年 クラマー 1316pt／クリジュナル 1191pt／ボガタイ 1151pt

2022-23年 ピンケルニッヒ 1662pt／アルトハウス 1497pt／クリネツ 1281pt

2023-24年 プレヴツ　 1270pt／ピンケルニッヒ 1116pt／伊藤有希 919pt