語られるのは剥き出しの感情。だから面白い。

女神と称するほどに崇めていた推しの死。
その真相を追うミクの視点で語られるのは、綺麗でもなんでもない正直なまでの想い。
そんな彼女に言葉をかけてくる登場人物たちも、その言葉の裏に、時に深い感情が浮かびあがってくる。

シンプルになんて割り切れない剥き出しの感情。
そして次々と箱を開いていくように展開される女神の死の謎。
その行き着く先が知りたくて、つい読み進めてしまう。そんな作品です。