あたしメリーさん。異世界に転移したので冒険者として生きるの!

つゆばな

あたしメリーさん。異世界に転移したの

あなたはメリーさんを知っているだろうか。

多くの人が知っていると思うが改めてメリーさんについて振り返ろう。



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ある少女が引越しのとき、古くなった外国製の人形、「メリー」を捨てた。


その日の夜。少女に電話がかかってくる。


「あたしメリーさん。今ゴミ捨て場にいるの…」


少女は恐ろしくなって電話を切った。だが、すぐまたかかってくる。


「あたしメリーさん。今タバコ屋さんの角にいるの…」


そしてついに「あたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの」という電話が。




怖くなった少女は恐怖を振り払い玄関のドアを開けた。

だが、誰もいない。誰かのいたずらかとホッと胸を撫で下ろした直後、またもや電話が…


「あたしメリーさん。今 あなたの後ろにいるの」。




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これがメリーさんの話だ。


これは昔からある有名なお話だ。

しかし、時がたつにつれこの話は聞かなくなってしまった。それはなぜか…。




そう、メリーさんは異世界に行ってしまったのだ。








そしてこれは、そんな異世界転移してしまったメリーさんのお話である。

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