第3話 修行タイム!え?自力でやれ⁉

 結論から言うと、師匠探しは徒労に終わった

 そりゃそうだ、この状況に抵抗するすべを持っているならとっく抵抗にしてるだろうし、そんなやつをこいつらが見逃すはずがない

 きっともう既に殺されているんだろう


 振り出しに戻ったな……

 しかし、ここは異世界!どこかに魔力か何かの痕跡があるはず!

 あ、あそこのランプは火と違って光に揺らぎがないぞ。魔法で動いてるのではないか?

 集中したら何かわかるかもしれない!


 ………


 五分後

 まぶしいな、だが理想の悪役のため!頑張るぞ!


 二十分後

 目がぼやけてきた!これが魔力?


 三十分後

 違う…光で目がくらんでいたんだ


 1時間後

 眠い……体が子供だからか?だが、努力なくして悪役無し!誰のセリフかって?今 

 考えた!


 2時間後

 うっほーい!ハイになったぜえ!これが魔力かぁ⁉


 3時間後

 違う…深夜テンションだ。落ち着いたらどっと疲れたな


 5時間後

 明日にしようかな


 6時間後

 つかれた。


 8時間後

 ワァ…妖精さんだぁ

 妖精⁉これが私の能力か!


「人間?なんで下等生物が隠密状態の私のことを……」


 なんか侮辱された気がするが、もう眠気が限界だ。

 おやすみぃ

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