第30話 五つの魔法術1

第30話 五つの魔法術1


レクサム『どうどう…』

馬飼『お兄さん馬選び上手いね馬だけに』

レクサム『おっさん、特に上手く無いよ親父ギャグ馬だけに…』

馬飼『ん…』

馬飼『そうだねそれなら、銀貨100枚で良いよ』

レクサム『そうだな、買った』

ゼイル『にしても賢い馬ねー』

レクサム『こいつは、俺をずっと見ていた馬や動物は、飼い主との意思疎通を目で察ると俺は考えている。』

レクサム『こいつは、俺が良しと言うまでずっと動かない』

レクサム『引かなくても着いてくる止まれと言うと、止まるこれ以上の馬が居るかよ』

ゼイル『これで、後は何だ?』

レクサム『馬車だな…保存魔法があればだが生憎姉貴が苦手だからな…』

ゼイル『あの、嬢ちゃんが扱えたらの話にはなるけど』

ゼイル『俺剣技は、得意だけど魔法はな…』

ゼイル『所でシードとオウガンそれからニイは何処にいんだ?』

レクサム『姉貴は、欲しい本があるから買いに行ったシードとオウガンは食品を買い出しに行った』

シード『買って来たぞ…』

オウガン『シードは料理魔法が出来ますので、作って貰いましょう』

レクサム『お前保存魔法は、出来ないのか?』

シード『ああ属性によっては常温・低音・冷凍も可能にはなるが属性変化が、付き纏う魔法術は困難を極める』

オウガン『私は、結界しか貼れません』

レクサム『お前には、聞いてねぇよ第一結界術は、磨きによって魔法を跳ね返したり結界を貼りながら反撃も出来たりするんだろお前は、どうなんだ?』

オウガン『私は、巨大な結界を貼ることしか出来ません』

レクサム『マジか…』

ニイ『皆さんお待たせしました。』

オウガン『ニイさんお待ちしておりました。』

シード『俺も、今着いたとこだ』

レクサム『でっ買いたいと言っていた本は何だ?姉貴』

ニイ『それは、魔法書です』

シード『魔導協会が、一般に出している基本魔法術の教本か…』

レクサム『それなら、パメラのじいちゃんが残したと言う冒険書に書いてなかったか?』

シード『あれは、一度拝見させて貰ったが魔法らしき事は一切書いてなかった』

シード『どうやら、魔力を持ち得ないらしい』

レクサム『魔力を持っているのは、母親だけか…帰りに少し見たけどあれは、確かに出来る貴族の魔力量だった』

シード『お前見ただけで魔力量分かるのか?』

レクサム『何となくなあんま期待すんな』


カルドラ『遠征試験お疲れ様です。特別入門者として急遽入られたお二人と、共に奇襲はありましたが何とか乗り越えられました。』

カルドラ『ですが、冒険及び魔導将軍にはあのような危険が常に付き纏います。』

カルドラ『それを、少しでも緩和させるのが五つの魔法術です。』

カルドラ『その起源は、古代からあり人々の暮らしを支えて来ました。』

カルドラ『五つの魔法術は、習得の難しさの順に(応用術・回復術・紋章術・結界術・召喚術)とあります。』

カルドラ『まずは、応用術から』

カルドラ『応用術は、言わば思い付き次第で無限に広がる術です。』

カルドラ『才があれば、誰でも扱えるものであり身近なものから戦闘向きの防衛向きのものまで、様々です。』

カルドラ『私が見せた。氷の壁も応用術の一つである属性変化によって行われました。』

カルドラ『汎用性が非常に高い反面、習得には、困難とセンスが伴う魔法術です。』

カルドラ『ちなみに、応用術はつい最近まで解明仕切れていませんでした。』

カルドラ『何たって、古代から存在していた魔法技術である為昔と今では、随分変わるようです。』

カルドラ『その応用術を解明したのは…』

カルドラ『そちらの、パメラさんの実の親戚になるライル・イズ・ラーテ会長なんですよ。』

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