人魚は実在したが…

saito sekai

一瞬モヤっとする童話

海で釣糸を垂れていた男の棹に、なんとも美しい人魚が引っ掛かった。男はビックリして、「本当に人魚っていたんだ!」と小躍りしたが、小舟はその振動で揺れて、男は海にドボンしてしまった。

「あ~助けてくれ!」溺れかける男を人魚は助け、舟に戻してくれた。


息も絶え絶えに男は礼を言う。

「ありがとう、助かったよ。あなたは海に返しますね」すると人魚は答える。


「私が男だったから、こんな力仕事出来たんだぞ」 Fin

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

人魚は実在したが… saito sekai @saitosekai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ