第6話「娼館篇05 5mui 猫好き」

あぁん!わたし好みのヴェルな子がいるじゃない⁈

早く回って来ないかしら。 

あの子は、2人目。

あら!この子も良いわぁ。

「好きな動物は、なぁに?」

「ベルルよぉ。」

「どこが好きなのぉ?」

「ちょっと気位いが高そうなのに、実はプティッシュ所が好きよぉ。ウチにもいるの。」

「へぇ。なんて、名前?」 

「ヴィヴィよぉ。

チーヅが好きなの。

うにゃうにゃ言って食べるのよ。」

この子も悪くないわぁあ‼︎

「とってもプティッシュだねぇ。今度は絵を見せてね。サッリュゥゥウ!」

お待ちかねのあの子だわ!

「あなた、名前は?」

 リラ。

「リラ。

プティッシュね。お酒は、好き?」

 好きだよ。

「じゃあ、わたしが呑んでるの羨ましいでしょ?」

 だから1口頂戴。

フリフリしてたグラァラをわたしの手ごと掴んで目を見つめながら呑まれる。

ハ…はぁあぁあぁあッ、何ッこの急な攻撃っっ‼︎


「ねぇ?リラもしましょ!」

 ぅふふふ。

「これで何でも気持ち良くなっちゃうのよ。」

 そんな物よりリラで狂わせてあ・げ・る。

あぁん!たまんない!!

 そ・の・ま・え・に。リラをその気にさせて魅せてよ。

早く狂わせて!

「アッハァッハッ!あっあんっ!!」

 そうそう、その調子…もっと魅せてよ。

「ハァ…ア…ハァ…ア…ハァ!」

 いいね。もっと欲しくない?手伝ってあげようか?

そんな!おかしくなっちゃうッッ‼︎

「アッアァッアッハアァアァン!」

*:*

 『さぁ、堕ちろ。』

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