第2話

「ちなみに、この洗脳を解こうと思えばいつでも解けるんだよ」


「え、でももう既にテレビ放送とかしてるし、」


「こっちの会場ボタンを押すと、洗脳が解け始めるの。でも直ぐに解けるんじゃなくて、私達が洗脳していると言う事実を消してから洗脳が解けるようになっているの。」


「すっすげぇ」


「たとえば、簡単に今日私を虐めてくれた人を呼んでみるよ」


「うん」


そして、妹は外に出て、


 「ーー学校のーーーーを連れてこい!!」


  「ただちに!!」


 と声が聞こえる。


と人の名前を呼ぶと直ぐに聞こえた人が携帯を使ってどっかに連絡したようだ。


 インターホンが押された。


 「お兄ちゃん開けてみて」


「わかった」


扉を開けると男の子がいた。


 「こいつが今日私を虐めやがったクソ野郎」


「そうだったんだ」


「だから、こうして!!」


そして妹は思いっきり腹パンを決めた。


 「でね、この後このボタンを押すと」


妹はボタンを押すと、その男の子は何処かに走っていた。


 「今、元の位置に戻ってるんだよ」


「そうなんだ」


「ついでに今頃テレビ局は、今日流れた放送の削除をしているんだ」


「大変だね」


「勿論この洗脳は時間止めるてる訳じゃないから、解けたら急に時間が経ってる、ってことにはならなくて、その時間のからの時間を植え付けられるようになってんだ」


もう、それ解いてなくない?と言うことは突っ込まずに居た。


 「そして、洗脳中の行動には優先順位があって、それを主に行動するんだけど、1安全第一、これは私達が命令しても、危険があったら回避することを優先するんだけど、さっき見たいな私達から一方的な暴力は可能なんだ。あと私達に危険があった場合は命掛けで守ってくれるよ」

だから、お手本も含めて殴ったのか


「2、私達の命令に従う、3は洗脳を解いても大丈夫なように証拠の隠滅 4は普通に暮らす、のような順で動いてくれるんだ」


 「すげぇ」


 「だから、車の運転中、何か当たりそうな時に、急に洗脳にかかって事故になるとかはないの」


 俺は一つ思った。


 「あ、お兄ちゃん。一応私はお兄ちゃんに洗脳する気は全くないんだけど、もしもの時は出来るからね、あとごめんね、お兄ちゃんは私を洗脳出来ないようになってるんだよ」


「えっ、まぁそれは全然良いけど」


「良かった流石、お兄ちゃん」


「うん」


「今のは、まぁ無いとは思うんだけど、お兄ちゃんも男の子だから、一応私以外の女の人に目を向けると怖いから、もしそうなったらお兄ちゃんを洗脳してでも忘れさせるから」


「・・・うん」


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