この短編に出てきたキャラの紹介と元ネタ解説


ダイ・カーン


ゼノンと同じ転生者で、本名は管 大かん まさる。ナイフ使い。


メルトが最推しのガチ恋勢で、ゼノンのせいで彼女のシナリオルートが消滅した際には怒りと悲しみでメンタルがおかしくなってしまうほど。

その後、愛するメルトが最低最悪のクズことユーゴと仲良くしていることを知り、発狂。

メルトのラッキースケベイベントを体験するのは俺だ! とユーゴから彼女を引き離すために動き出す。


メルトの好感度が上がったタイミングで発生するキャラストーリーの気配を感じ取った彼は、その事件に乗じてユーゴを下着泥棒に仕立て上げるべく策を練るが、事前のリサーチが足りなかったため、見事に失敗。逆に自分が犯人であることを見抜かれてしまう。

主人公のカリスマのお陰でその場にいた女子生徒たちは味方にできたが、ユーゴ、フィー、そして誰よりも自分を愛してほしい相手であるメルトには通じなかったため、思い切り嫌悪されてしまう。


その後は最底辺まで堕ちたメルトから自分への好感度をどうにかすべく、ユーゴの邪魔をしつつ盗撮犯の確保に動くが、本来のストーリーと差異があるにも関わらず、ろくに調べもしないでヴェルを犯人扱いしてしまったため、またしても失態を重ねる羽目に。

ユーゴとフィーによって真犯人が暴かれた後、出現した魔鎧獣ゲイザーと戦うも、攻撃を全て見切られて敗北。女子たちの前で無様を晒すことになった。


事件解決後はユーゴの手柄を奪って盗撮犯逮捕の英雄として称賛を浴びるが、彼の本性を知ってしまった女子たち&新聞部&ヴェル&ユーゴたち、そして最推しのメルトからは思いっきり嫌われている模様。

この事件を通じてメルトとユーゴが更に仲良くなったことで苛立ちを募らせており、まだ彼女を諦めるつもりもないため、また何かトラブルを持ってくることだろう。


名前の由来は宇宙戦隊キュウレンジャーに登場する悪の組織『宇宙幕府ジャークマター』に所属する怪人の地位(?)『ダイカーン』から。(他にもカローとかがいる)




ヴェル・グリーザ


新聞部の部員でユーゴたちと同じ高等部一年生。だが、初等部のフィーより背が低い。

調子に乗りやすい性格で、スクープと見ればすぐに取材からの記事にして、報道していた。

本来のストーリーではその性格が災いして、需要がなくなってきた学園新聞の盛り上がりを取り戻すために自ら事件を引き起こすようになってしまうが……色々とストーリーが変わったため、犯人にはならなかった。


今回の一件を通じて新聞部を辞め、フリーの学園新聞ライター(?)になる。

自分の目で見て、取材して、正しいと思ったことを報道するという信念の下で活動を始め、拡散力はないが調子に乗ってバンバン記事を出すような真似は控えるようになった模様。


冤罪で疑われる恐怖とそんな事態を作り出しかねない報道が持つ力を理解したことが成長につながったようだ。


名前の由来は透明になるヒーロー&モンスターということで、『仮面ライダー龍騎』に登場するライダー、『仮面ライダーベルデ』とその契約モンスター『バイオグリーザ』。

特撮に詳しい人ほど勘違いしてくれるんじゃないかな~? ってことでデザインした、ミスリード枠です。




ミーナ


右目の泣きぼくろが特徴的な気の強い女子。高等部一年生。

ダイに同調してユーゴを責める女子たちの代表的存在で、友達のことを大切に想っている。


盗撮事件に関しても敏感に反応するが、実は彼女こそが盗撮事件の片棒を担いでいる人物であり、そのことに罪悪感を抱いていた。


ゲイザーの言いなりになったのも友人を守ろうとしたからであり、事情が事情であるため、警備隊も彼女を罪に問うつもりはない模様。

ユーゴたちに謝罪をした後、取り調べを受けるために学園を一時離れることを告げて、去っていった。


名前の由来は『仮面ライダーW』のVシネマ『仮面ライダーエターナル』に登場するヴィランに利用されている少女『ミーナ』。(元シンケンピンク)

この小説自体が『Vシネマ』風ということで、平成二期初のスピンオフ作品から名前を取らせていただきました。




魔鎧獣ゲイザー


ルミナス学園に入りたかったが才能がなかったためそれが叶わず、コンプレックスを募らせた男が変身した魔鎧獣。(男の名前はマック・メーダ。真っ暗&目玉)

赤い全身タイツを着たような細身の体と顔面の大半を覆う巨大な一つ目が特徴的な魔鎧獣。


巨大な目玉の魔物であるゲイザーと人間の融合体らしく、目に関する能力を多く持つ。

判明している能力は……

・目から放つレーザー

・相手を眠らせる催眠光線(しっかり浴びせないと意味がない)

・対象の目にコンタクトレンズのように取りつき、その状態で対象者が目にしたものを撮影できる能力

・360度近い視野

・驚異的な動体視力


などで、多岐にわたる。

しかもまだ成長途中であり、ユーゴに倒されなければまだまだ能力が増えていたかもしれない。


似たような境遇の人間たちと『黒幕』(ロストではない)の仲介で知り合い、誰が一番ルミナス学園の生徒たちを怯えさせるかを競う【フィアー・ザ・ゲーム】なる遊びに興じていた。

トップバッターとして盗撮事件を起こし、その写真をネタにミーナを脅して上記の憑依能力を使って更に多くの写真を撮影して……といった形で犯行を行っていた。


計画にはガバが多いのだが、それは彼が調子に乗っていたことや自分の力を試そうとしたこと、ゲームを盛り上げようとしていたことが原因。

特にミーナを事件に巻き込んでからは彼女を絶望させることを楽しんでいたようで、そのことに注力したせいで鏡写しの写真のガバに気付かなかった。


色々と抜けている間抜けな男っぽいが、その本性は邪悪そのもの。

ゲームのために女子たちを盗撮し、その写真を街にばら撒き、更に多くの盗撮犯を呼び寄せることで、ルミナス学園の生徒たちを恐怖に陥れようとした。

また、歪んだコンプレックスのせいで周囲を見下す性格になっており、魔鎧獣の力を手に入れてからはその部分が特に顕著になっている。


ミーナを散々利用した上に嘲笑ったことでユーゴだけでなくメルトをも激怒させ、自分を追ってきたダイを自身の力で叩きのめして調子に乗るが、続いて戦闘になったユーゴに自慢の目が持つ弱点を看破され、強烈な光で目くらましされてしまう。

続けて繰り出された『ブラスター・パンチ』と『ブラスター・キック』の連続攻撃を受け、敗北。魔鎧獣になる力も失われた。


元ネタは、Vシネマ『仮面ライダーエターナル』に登場するメインヴィラン『アイズ・ドーパント』と『ウルトラマンガイア』に登場する巨大な一つ目の怪獣『ガンQ』。

『仮面ライダーアクセル』の方のメインヴィランを元としたキャラは本編から出してしまったので……ということで起用しました。

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