第8話 残念イケメン王子様系女子の懇願

僕のっ!処女をっ!奪ってくれっ!!


……。


……土下座、やめていいかい?話し難いから。



聞くところによると、君は魅力的な女なら誰とでも寝るクズらしいじゃないか。

だから、ヤって欲しくて来た!家まで押し掛けたっ!


…ん?なんで家を知ってるのかって?

友達にクズ女がいてね、そいつに君を紹介されたんだ。

いい男いるよ〜♡って、住所まで教えてくれた。全く、とんでもない女だよ。

僕が言うことではないかもしれないが、友達は選んだ方がいいぞ?


…もし僕に魅力が無いなら、キッパリ諦める。

でも、もしも興奮してくれるなら、処女を奪って欲しい。


……突然過ぎて、気が引けるかい?

まあ、そうだよね。男の子が、そんな簡単にヤらせてくれる訳がない…。


…。

……。

……ほれ。

存分に見て決めてくれ。引き締まっているし、乳首の色も可愛いだろう?


……わ♡うわぁっ♡

本当に、胸見るだけでおっきくなるんだねっ!僕に興奮してくれてるのかい!?嬉しいぞっ!すごいエッチだっ!


…あっ。すまない。

おっきくなったらヤっていいとも限らないと、友達からキツ〜く注意されている。

それなのに自分勝手に興奮してしまって、申し訳ない。どうか許してくれ。


……そうだな。理由を話そう。

僕が、なぜ君に処女を奪って欲しいか。


あのな…。


百合に堕ちそうなんだぁ!助けてくれぇ!?



…順を追って話そう。


そうだな…。まず、僕は極めて顔が良い。

相当なイケメンだよ。うん。モテモテだ。


…女の子に限っての話だが。

想像してみて欲しい。性別を逆にしてみれば、分かりやすいかな。


超絶に美しくて可愛い男の子がいたとする。

当然、周りからチヤホヤされる。姫なんて呼ばれて、男の子もその気になる訳だ。

姫の立ち振る舞いにも拍車がかかっていく。引き寄せられた男達は色めき立ち、取り囲む様にグループが固定化する。


そんな男の子に、女の子は近付けると思うかい?

…そうだね。男達に守られ触れることもできないかもしれないし、そもそも仲良くしてくれたとしても姫と呼ばれる女の子らしい男に、性的魅力なんて感じないだろう。


だが、そんな状況でも、男の子に性欲はある。

ムラムラと、悶々と、秘め隠した卑猥が疼く…。


そんな姫に、周りの男の一人が言ったんだ。

抜いてあげよっか?って…!


ひ、姫はっ!女が好きだっ!

でも!でもでもっ!気持ちいいことだってしたいっ!


したいんだよぉ〜〜!!どうしたらいいのおおぉぉ〜〜!!


はぁっ…。はぁっ…!


は、話しがややこしくなってしまったな。

簡潔に、僕の置かれている状況を述べよう。



女の子に王子様って呼ばれてチヤホヤされてるけどっ!男の子とヤリたいっ!

王子様としてカッコつけながらっ!毎日ムラムラ悶々と一人で慰めてるっ!

そんな状況で同性から誘われてっ!拒みきれずに流されそうでヤバいっ!


……同性愛を否定してる訳じゃないんだ。そういう感情も、まごうことなく美しき愛の形だ。

悪いのは、僕なんだ。純真無垢な愛を、情欲の為だけに利用してしまいそうで、悩んでいる…。


だから、君に抱いて欲しくて…。

いや、このことはきっかけに過ぎないし、言い訳に近いな。僕の、本当の願望は…。


男にグチャグチャにされたいから、君にお願いしてるんだ…♡



王子様である僕を、屈服させて欲しい。

快楽でグチャグチャになって、一匹の雌に堕とされたい。

無理矢理に、処女を奪われて…。


そんな妄想で、いつもシてる…。

女だけど、男の子に襲われたい…。


それに適切な男として、友達から君を紹介された。

紹介された理由を深くは聞かないが、慣れた君なら乱暴でありつつも一線を越えず、僕を存分に辱めてくれるのではないだろうか?


もちろん、決定権は君にある。

でも、僕をグチャグチャにしたいと、少しでも思ってくれたのなら…。


【耳元】

(耳元囁き)

…お願い♡僕を、穢して?♡

(囁き終わり)


……あ♡あっ♡固い♡熱い…♡

嬉しい…♡僕を女として見てくれてる…♡


ぐへへ…♡ヤバい興奮するぅ♡


あ…♡キス…するのかい…?

…あっ。…ちょっ。


【離れる】

ちょ、ちょっと待ってくれっ!

すまない!ムードを作ってくれたのにっ!


あ、あの…。あのね…?

えっと…。


し、下着の替えって、あったりする…?


す、既に濡れ過ぎてとんでもないことになっているっ!これじゃあ、終わった後にノーパンで帰ることになってしまううぅぅっ!!

だからっ!一旦買いに行かせて欲しいっ!女物の下着なんてないだろっ!?ゴ、ゴムも買ってくるからっ!


と、というか!?気持ちを落ち着かせてっ!?その為にも小休止を…。


……あ。

じょ、常備してるんだねぇ。下着も、ゴムも…。

さ、流石はビッチだぁ。ほ、褒め言葉だぞ?だはははは…。


はは…。


…。

……。

……よ、よしっ!


僕もっ!覚悟を決めたぞっ!

さあっ!ヤってくれっ!遠慮なくぶち込んでくれっ!


…い、色気無いか。

すまない…。緊張で、もうどうしたらわかんなくてぇ…。


……え。

え〜…?それ、ほんとに言わなくちゃ駄目かい?


う、うう…。


はぁ…。もう、分かったよ。

好きにしてくれ。君の前では、王子様は辞める。


いや…。王子のままの方がそそるのか?

…どっちでもいいか♡僕は、君にヤられたがってる女でしかないんだから…♡


じゃ、じゃあ…。言うぞ…。


【耳元】

(耳元囁き)

グ、グチャグチャに掻き乱して…僕を君だけの雌にしてくれ…♡

抵抗しても…無理矢理使って…♡もう、準備はできてるからぁ…♡

(囁き終わり)


…キャッ♡


…ん♡チュッ♡レロ…♡

チュパッ♡レロレロ…♡チュ…♡


……もっとぉ♡

ぜんぶ…奪ってぇ…♡

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