読まれることのない手紙 十三通目

君と別れてから1年後くらいだろうか

リビングで親父が楽しそうに家族に話をしていた

街で偶然君に会ったのだという

おふくろや、普段親父の話になど耳を貸さない妹まで

楽しそうに親父の話を聞いていた・・・


「車で走っていたらな、どこからか「おとうさーん」て声が聞こえるんだ。周りを見たら、対向車線で車の窓から乗り出してHrukaが手を振っているんだ。それでな・・・」


顔を上気し、うれしそうに話をする親父を見たのは久しぶりだった

僕にも元気に手を振る君が見えたような気がした


・・・

元気になったんだね、、本当によかった

僕はまだ、どこにいても、何をしていても

君を捜してしまうよ


to Haruka from S

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