スタート

Azu Kian

第0話「ある世界が幕を開け」

 むかーし昔のこと・・・。とある「世界」に、「宇宙」がありました。


 この宇宙には、それ以外には何もりませんでした。そして宇宙には、何も起こる事もありませんでした。ただ宇宙が静かにり続けるだけの世界でした。


 すると「何か」が何の前触れもなしに何処どこからともなく、この世界にあらわれたのです。その何かが出現したところにも、もれなく宇宙がありましたので二つの存在そんざいは一つに合わさってしまいました。


 たちまち激しい輝きが生まれました。そしてそれらは、静かだった宇宙に広がっていったのです。どこからか来た何とも知らぬ存在でもなく、この世界にあった宇宙でもない、それらの誕生した瞬間でした。


 こうして世界には、宇宙以外の存在ができたのです。それは、宇宙と融合することでこの世に転生したものと、その強烈な反応にさらされて宇宙が変異してしまった「部分」でした。


 時は流れ流れて…やがてこの世界に姿を得たもの達は、自分たちの事を称して「物質」と呼ぶようになりました。

 物質たちは、物質ではない宇宙なる存在を認識できていませんでした。もちろん変異した宇宙の部分についても知りようがなかったのでした。

 でも、ただひとつ違っていたのが…、ある艦隊の新人司令だったのです。


 めでたし、めでたし。



 ☆

 ☆☆

 ☆☆☆


 なぞ世界:いわゆる異世界 

 なぞ宇宙:この世界を満たす唯一の存在だった、物質ではない

 なぞ何か:正体不明、転移した直後に完全に消滅し物質として転生した

 なぞ部分:何かと宇宙の融合反応を受けて周辺の宇宙が変異した物質ではない存在

 かの物質:宇宙の加護を受けていれば世界に存在できる「技能スキル」を得た

 ある技能:互いに引き合い自滅に向かう物質をこの世にとどめている宇宙の恩恵

 あの艦隊:生物の神秘ゆらいの無双ユニーク技能を授かった主人公がお仕事してる職場



 関連短編:https://kakuyomu.jp/works/16816927861984480437

 関連中編:https://kakuyomu.jp/works/16817139555262222732

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

スタート Azu Kian @sencyo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画