第3話 ボチボチ TVから文庫本 だったかな?

 小学校は鉄筋コンクリート3階建てだったのですが、そのすぐ傍にある中学校は何と築ん十年の古ぼけた木造平屋建てでありました。ちなみに、昼食は小学校では校内に給食室(調理室)が完備され給食が出ていたのですが、中学校はお弁当か売店の菓子パンだったようです。中学校では生徒数の関係で少ないけど、正式に運動クラブとか文科系のクラブがあり、外遊びの延長で足があまり早くないので中くらいの運動量と考え軟式テニスクラブに入ったようですが、なかなか上手にはなれませんでした。


 このころにはテレビの受信できるチャンネルも、長崎に2局目ができ3つになっていたのかな?と思います。とにかく半世紀以上前の時代、当時の雰囲気だけでもお理解して頂ければよいので、正確な時期はご容赦くださいませ。ラジオ優先からテレビが主人公となった結果、その情報量はものすごく、❞巨人・大鵬・卵焼き❝の時代にもろ被りの年頃でした。むかしは中学生なのに某国営放送が大相撲を中継している横で、花札遊びで猪(いの)・鹿(しか)・蝶(ちょう)などと楽しんでいたのです。逆に言えば、室内でできる子供の遊びがあまりなく大人がやってるのを真似してたようなものです。それでも勝ち負けがはっきりするので楽しんではおりました。(笑)


 テレビマンガでは、ど根性物の「巨人の星」や巨大ロボットの「マジンガーZ」、動物もの「ジャングル大帝レオ」、実写特撮もので「柔道一直線」「影の忍者赤影」、アクション物で「キーハンター」あたり、とにかくシリアスなドラマも含めて、群雄割拠の時代に入りつつあって、劇場映画が一時下火になるような頃もあったと記憶している。映画の大物俳優たちの間でもテレビが脅威となってきた時代です。


 そう言えば、この頃にはウォルト・ディズニーのディズニー番組が金曜日の午後八時からプロレス中継との隔週放送であってた気がします。オープニングのお城や花火の情景が今でも思い浮かび、子供たちはみんながみんなワクワクして放送を待ち望んでいました。


 ちなみに、文庫本に興味を持ちだしたのは、高校へ進学し山の学校から街中の学校へバス通学しだしてからでしたので、次章から少しづつ書いていきます。


 

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