第5話 チート魔王とチート嫁よ、いまは安らかにあれ







  前回は異世界ものを書いた話、ここに投稿する以前の叩き台があるならば、もちろんそのあとに作った作品があり……一応の代表作となったものがある。


 タイトルは何度か変更した、もちろんこのエッセイのような事故ではなくね? HAHAHA!


 最初のタイトルは確か……私のスマホのメモに書いてあるはずで……ああ、年末の大掃除をサボったものだからさ、なかなか見つからなくてね? HAHAHA!


 ああ、ようやく見つけたよ。

最初のメーンタイトルはそうだな、『魔王と呼ばれた男、前世の嫁と異世界にて ~二つの運命 その願いが罪ならば~』……だったと思うよ。


 基本的に前世の嫁と異世界でなにかするって言うのは、叩き台からの流れと変わらない、基本のフォーマットだ。


 前世の嫁というか、とにかくヒロインが私の基準における好みでめっちゃかわいい事を大前提とし、どうすれば面白い作品に出来るか?


 考えた末にとりあえず、叩き台をベースにダイジェスト的なプロットを書き、殆ど新規のなにかから始まり、20000文字を突破したのでどうしたものか?


 ダイジェストとはなんだったのだろうか? HAHAHA!


 とりあえず、始めてみるか!

見切り発車だけど細かいことは気にしない!


 もちろん、ダイジェスト的なものはプロットとしてあまり役に立たず、色々詰め込んだエドウッド……おい、プロット忘れてるぞ?


 結果、計画性はなく勢いのままだったためか、当時の知り合いからの紹介で、物書きの先駆者のチェック付きでやることになった。


 ああ、結論から言えばこの試みは貴重な時間を浪費した。


 ま、とんだ詐欺まがいをやらかして飛ぶことになった奴の監修、なによりも才能的な面ではっきり言えば……キャラクター殺しなんだよね。


 キャラクターの魅力と言うものをぶち壊し、独り善がりなエゴが入って白ける訳だ。


 そいつを紹介してきた奴ともトラブルになり、元々訳アリでいつか大きな災いとなることも自明であった……おかげでこちらのメンタルはぶっ壊れ、その後も長く尾を引く後味の悪い話って訳だ。


 ま、人のせいにしては何から何まで終わりだね?


 この話についてはまた追々、失敗談は尽きないってことだから、別の機会で話そうか。



 話は逸れたね、物語を作ったきっかけとしては、ある日酒を飲んでいたら……本作のヒロインのベースとなったも言っても過言ではない、素敵な年上のお姉さんに知り合ったことが、アマチュア作家としての私、あら フォウ かもんべいべ が誕生したと言う話。


 これについてもまた後程、今はそうだね……何度かのタイトル変更をしつつ連載した、『チート魔王とチート嫁が異世界にて -two fates その願いが罪だと言うならばー』、この物語の簡単なあらすじを説明しよう。



 前世で主人公が、後の嫁に振られるシーンから始まり、謎のラテンアメリカ人に応援され、紆余曲折を経て結ばれるも……兵士である主人公は戦場にて、愛する彼女のことを想いながら戦い抜き、やがては武運に見放され……愛するものへの想いを抱いたまま、最後の力を振り絞り、手にした拳銃で自らの頭を撃ち抜いて自決した。


 その後、彼は異世界に魔王として転生するも、頭を撃ち抜いたからか、記憶の肝心な部分が抜け落ちており、前世の記憶を辿りながら異世界で生き、仲間である愉快な魔族の面々と共に生存競争の中で台頭していく。


 物語において兵士である必要性は、単純に異世界で生き残る上で必須と考えたゆえの設定。


 とりあえずカラシニコフ、RPGー7の扱いに長けていればなんとかなるであろうと言う、旧ソ連製武器を愛する雑すぎるパワープレイ、そしてユーモアを携えた、香港ノワール的なガンアクションと交渉術で周辺の種族を制圧し、魔王として君臨、建国という流れだ。


 もちろん無双だろって?……ノンノンノン、この魔王軍、意外と崖っぷち。


 勇者の襲撃があり、次々と戦死傷者が積みあがり、巧みに誘導して勇者たちと対峙。


 戦闘・戦争経験の差から言葉巧みな心理戦に持ち込み、老獪さを見せ付け有利に立ち回る。


 魔術師、戦士、勇者の順に射殺し、回復役の聖職者の戦意を喪失させる。


 その後、勇者のチートな再生能力に驚くも、生きたままグールに喰わせたりした果てに介錯し、その首を持って女神様のもとへ突撃……生きているかどうかを確認するって訳だ。


 もちろん同胞たちをやられた主人公は、勇者の出身地を割り出して報復。

戦争そのものは避けたいがため、勇者の首を突きつけて交渉するも不発。


 よろしい、ならば原始的なロケット兵器を撃ち込むか!


 ついでに朝鮮戦争等で人民軍が多用した、チャルメラやドラを用いた心理戦で夜も眠らせず、同胞たちの雄叫びと共にロケット兵器を撃ち込む!……結果、相手の戦意喪失をもって降伏に持ち込み、新たな領土を租借したことで海の出口を手に入れた。


 なお、この戦争パートに続いて、前世の嫁とのロマンスを描いたヤバすぎる構成は……今は反省している。

どっちも熱い戦いだからね? HAHAHA!


 おそらく、ロマンス的な描写は……単品でも素晴らしいばかりか、ギリ規制の範囲内で楽しめると思われるから、機会があれば……再編集して読みきりにしてもいいかもね? HAHAHA!


 ここまでが、前世の嫁と再会する前の話。


 再会するキーとなるのは、何故か前世で会ったことのあるような女神(アメリカ人)、主人公のことをよく知る長身(190cm越え)美人の鬼神の姐さんによるロマンスがあったり……ああ、彼女たちがあってこそ、主人公が全てを思い出せたって流れだ。


 雑なあらすじはこんなところ。


 二つの運命、小川未明氏的なものを英訳すれば、two fates……二つの皮肉な運命に翻弄される、愛するものたちの物語さ。


 この作品から、メーンヒロインと長身美人のお姉さんの二人が、JKだった時代の物語として、リトルビッチ・アンタッチャブルが誕生し、キャラクターのディテールが深まり、むしろ逆輸入することになるなんてね……ああ、キャラクターの魅力一つでより楽しくなるって訳さ。



 誠に残念なことであるが、『チート魔王とチート嫁が異世界にて -two fates その願いが罪だと言うならばー』、こちらの作品は休眠することにした。


 シンプルに更新が出来ない、手直しは別の知り合いに紹介してもらった、後任のものと仲良く作り上げたものの……私が燃え尽きてしまったんだ。


 故に、これからはしばしの休息を……。



 『チート魔王とチート嫁が異世界にて -two fates その願いが罪だと言うならばー』


https://kakuyomu.jp/works/16817139558426433930



 私の作風を作り上げてくれた、最高の友であるキャラクターたちよ……ありがとう───。







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